みたにっき@はてな

三谷純のブログ

書籍紹介 「折り紙学」(西川誠司著)

日本折紙学会評議員の西川誠司氏による、「折り紙学」という書籍が出版されました。 大きな文字とたくさんの写真が掲載された大型本です。 本文は優しい文体で書かれていて、小学生などの子どもたちを対象としているように見えますが、その内容は、折り紙の…

球の表面積の公式について

球の表面積を求める公式が であることを説明するGIFアニメをネット上で見つけました。 その見せ方がとてもかっこよかったので、Twitterでツイートしたところ。。 球の表面積が4πr^2であることの説明。うわぁ、見せ方がカッコイイ。と思ったけど、理解するま…

ローレンツ アトラクタ

この二重振り子の話をTwitterで見かけて、面白いなぁと思いました。 Haskellで二重振り子のシミュレーションを書いた。実はこの振り子50本あって初期値を1兆分の1ぐらいずらしてあるので途中からめちゃくちゃ分岐する pic.twitter.com/3dh4Metcpj — lotz (@l…

日仏フォーラム「人工知能は社会をどのように変えるのか?」

六本木アカデミーヒルズで開催された、日仏フォーラム「人工知能は社会をどのように変えるのか?」 http://www.institutfrancais.jp/blog/2017/05/16/ai/ に参加し、各界で活躍されている方々のパネルディスカッションを聴講してきました。 人工知能を活用し…

アニメ「正解するカド」に登場する球体折り紙(2)

今シーズンのアニメで話題になっている「正解するカド」に登場する球形の折り紙について、2つ前のエントリで紹介記事を書きました。 junmitani.hatenablog.com 球体の折り紙が実際に作れることと、その型紙をTwitterで紹介したところ、多くの方に関心をもっ…

肩の力を抜いた働き方

今朝は9amから、アメリカの研究者とSkype Meetingしましょう、という予定を組んでいてたので、その5分前にはPC上でSkypeを起動してスタンバイしていたのですが、「今、移動中なので、ちょっと無理。次はいつだったら大丈夫?」というメッセージが届いて、今…

アニメ「正解するカド」に登場する球体折り紙

東映のアニメ「正解するカド」が話題となっているようです。 seikaisuru-kado.com 私もAmazon プライムで初回から見てきていて、そのストーリー展開の面白さから、毎回の放映を楽しみにしています。 フラクタル図形がメインに位置づけられていて、幾何学好き…

最近観た映画

ここ最近、移動中の飛行機内での鑑賞を含めると、「パッセンジャー」「モアナと伝説の海」「ゴースト・イン・ザ・シェル」「ラ・ラ・ランド」と、複数の映画を観る機会がありました。 いずれも現在上映中で、話題の新作ばかりということで、映像の美しさから…

つくばエキスポセンターでの折り紙ワークショップ

本日、つくばエキスポセンターにて「ふしぎな立体折り紙を折ってみよう」というタイトルでのワークショップを開催しました。 http://www.expocenter.or.jp/?post_type=event&p=26860 午前と午後の2回の開催で、それぞれ1時間。定員は20名で事前申込制。参加…

つくば市近辺の穴場スポット:小貝川スポーツ公園

つくば市の小貝川スポーツ公園。 その一角に、滑らかに舗装されたスケートコースがあるのですが、あまり知られていないようで、いつ行っても閑散としています。 ゴールデンウィークなのに、写真のような感じ。全然人の気配がありません。 普通の公園だと敬遠…

空間曲線での折り(2)

昨日に、1つの曲線を折るだけで面白い形が作れたので、今日も1つ作ってみました。 造形的には、昨日のものほど意外さは無いですが、1枚の紙、1つの曲線だけでも、いろいろな表情を表現できそうな気がします。 (写真の撮り方次第という気もしますが。) 少し…

空間曲線での折り

今日は、本日作った折紙作品の紹介だけで済ませてしまいます。 A4サイズの長方形に、曲線を1本だけ描いて、その線を折って作った造形です。 きちんと設計したわけではないです。 紙と遊んでいると、ふと面白いなという形に出くわすことがあります。 そんなア…

学会プログラム委員の仕事

本日は、VCシンポジウム(Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム 2017 )のプログラム委員会による採録論文検討会に参加してきました。 場所は東京大学の本郷キャンパスなので、筑波からだと、なかなか移動に時間がかかります。 このVCシン…

大学改革が難しい理由

これまでに、大学改革と言う呼び名の各種の取り組みが、幾度となく繰り返されてきました。 大事なので、もう一度繰り返しますね。 これまでに、大学改革と言う呼び名の各種の取り組みが、幾度となく繰り返されてきました。 私は国立大学教員として10数年程度…

ヤフー時代の記憶

ヤフーの元社長である井上さんが事故で亡くなったという記事を見て動揺しています。 www.nikkei.com 私は大学院を休学してピー・アイ・エムというモバイル系ベンチャーで働いていた2000年、9月に企業ごとヤフーに買収されるということを経験し、それから2001…

スペイン出身のアーティスト、ホセマリア・シシリア氏との対話

今日は岩手の盛岡に来て、スペイン出身のアーティスト、ホセマリア・シシリア氏( José María Sicilia - Wikipedia )とたくさん話をしました。 私の折り紙に興味をもったということで、この春に筑波大学に来てくださったのですが、その後また来日して岩手で…

これまでに受けた取材依頼

今日は、本学の4年生から取材の依頼を受けて、1時間ほど話をしました。 取材で必ず尋ねられる3大質問は、「なぜ今の研究テーマを選んだのか」「今の研究がどのように役立つのか」「今後、どのようなことを実現したいのか」というもので、今回も当然このよう…

機械学習の「半教師あり学習」の簡単な説明

機械学習の応用として、画像の分類がよく例に挙げられます。 与えられた画像に対して、「これは猫の画像」「これは犬の画像」というように分類することが目的になります。 これには、前もって「犬」とか「猫」などのラベルの付いた画像を準備して、それぞれ…

人工知能が社会に影響を与えることについて

今日はAI研究の最先端で活躍する方々による、ディスカッションを聴く機会がありました。 技術的な話というよりは、AI技術が社会に与えるインパクトについて自由に話をするもので、人間の考えや行動にAIが影響を与えることが十分に可能となったときの懸念が主…

ものごとの終わらせ方について

文部科学省が、国公私立の枠組みを超えての統合を視野に入れた大学再編を検討しているという記事。 www.sankei.com いよいよ大学も統廃合を考えざるを得ない時代になったのだと、しみじみ思うところがあります。 記事にある通り、これから18歳人口が減少する…

つくば市近辺の穴場スポット:上高津貝塚ふるさと歴史の広場

つくば市の境界にほど近い場所にある、土浦市の「上高津貝塚ふるさと歴史の広場」がかなりの穴場です。 上高津貝塚ふるさと歴史の広場 | 土浦市公式ホームページ とにかく何もない広大な広場が、休日でもほとんど人がいない状態。 キャッチボールをしても、…

折り紙アーティストの紹介

2017年3月にTuttle Publishingから出版された洋書「New Expression in Origami Art」では、現代の折り紙アーティスト25名が紹介されています。 New Expressions in Origami Art: Masterworks from 25 Leading Paper Artists 作者: Meher McArthur,Robert J. …

研究タイプ別アプローチ判定フローチャート

各国の主要大学を対象とした各種ランキングが毎年発表されるようになり、国立大学でさえも、大学間競争を勝ち抜くために、大変な努力が求められる時代となりました。 本務校でも研究戦略室というものが設けられ、学内の研究力を如何にして高めるかについての…

テストの問題をつくる立場から見た学力テストの問題

つい先日に、全国の小学6年生と中学3年生を対象とした学力テストが行われました。 早いもので、我が家の長女も6年生に進学したところだったので、 「テストあったの?どうだった?」 と聞いてみたところ、 「面白い問題があったよ」 という予想外の返事があ…

講演やワークショップの内容の紹介

研究テーマとして「折り紙」を扱っているため、学会や大学以外にも、企業やイベント関係も含め、幅広いところから講演の依頼をいただく機会があります。 これまでの様子を振り返ってみると、昨年は12件、一昨年は15件の講演をしてきたので、月に1度くらいの…

論文査読の話(どれだけ引き受けるべきか)

論文査読の依頼をどれだけ引き受けるべきか、というのは、ほとんどすべての研究者が共有する悩ましい問題と思います。 論文の質の維持のためにもピア・レビューの仕組みは無くてはならないものですから、コミュニティへの貢献、ひいてはアカデミアの世界の維…

つくばエキスポセンターでの企画展と学芸員さんの仕事

今日から科学技術週間ということで、全国の科学館などで、多くのイベントが催されるようです。 stw.mext.go.jp つくばには、駅から徒歩5分の場所につくばエキスポセンターという科学館があります。 つくばエキスポセンター ここでは現在、「3次元のかたち ~…

ミームデザイン学校でのペア授業

昨年度に、ミームデザイン学校で授業を受け持たせていただいたご縁から、今日は学校主催の花見のお誘いをいただいていました。あいにく出席かなわず残念に思っています。 そのようなわけで、今回はミームデザイン学校について紹介してみたいと思います。 MeM…

折り紙を研究する「日本折紙学会」の紹介

今日は月に1回開催される、日本折紙学会の運営会議に遠隔で参加しました。 自分でも改めて驚くのですが、私は今年で3年3期、足掛け9年に渡って日本折紙学会の評議員を務めてきました。 規約上、今年が連続して評議員を務めることができる最後の年となりまし…

4月はじめの人事異動について

毎年、年度初めは人事異動の季節です。 4月から新しい部署に配属され、今も新しい仕事内容に四苦八苦している方も多いと思います。 大学の様子を見てみると、事務職員の方々の異動はとても多く、いつの間にか担当者が変わっていたりします。さすがに教員が別…

人工知能が私たちの考えに影響を与えるとき

昨日のエントリでは、内閣府がまとめた「人工知能と人間社会に関する懇談会 報告書」を紹介しました。 人工知能と人間社会に関する懇談会 報告書(内閣府)の紹介 - みたにっき@はてな 内容の紹介だけで済ませてしまったので、それこそ今の要約文の自動生成…

人工知能と人間社会に関する懇談会 報告書(内閣府)の紹介

内閣府では、人工知能(AI)技術の目覚ましい進歩を踏まえ、AIが社会に与える影響について検討を行った報告書を、今年の3月にまとめています。 www8.cao.go.jp ちょうど最近、ネット上では総務省の進めている人工知能の開発ガイドラインの策定が話題になって…

共同研究と、「折り紙は高くつく」という話

今日は遠方よりお越しいただいた企業さまと、共同研究について話をさせていただきました。 大学の台所事情が厳しい昨今、企業との共同研究による研究予算の獲得が、これまでにも増して重要となってきています。 アメリカの大学では、数億円と言う単位で企業…

読書の記録「サピエンス全史」

最近話題になっている、サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ著)を上下巻セットで購入して、この週末に読んでいました。 サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/…

短編ドラマ「オリガミの魔女と博士の四角い時間」の紹介

先月に、NHKのEテレにて「オリガミの魔女と博士の四角い時間」という短編ドラマが、各回15分で全4話放映されました。 www4.nhk.or.jp 折り紙の設計と創作をメインに据えた内容でありながら、子供と大人が一緒になって楽しめる優れた番組でした。 土曜日の深…

太平洋側から地球を眺めると海ばかりしか見えないという話(2)

前回のエントリ 太平洋側から地球を眺めると海ばかりしか見えないという話 - みたにっき@はてな で、 「見渡す限り海しか見えない、地球表面から最も離れた場所はどこか」 という問題を考えたら面白のではないかと思ったので、考えてみました。 つまり、下…

太平洋側から地球を眺めると海ばかりしか見えないという話

読売KODOMO新聞で、太平洋側から地球を眺めると、ほとんど海しか見えない、という話が紹介されたので、Google Earth で確認してみたところ、ホントに海ばかりに見える場所がありました。 図中の★の印の裏側に日本があります。 こうしてみると、まるで海しか…

内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議」というところ(2)

前回のエントリ 内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議」というところ - みたにっき@はてな では、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)について簡単な紹介をしました。 私自身は、国立大学の教員がCSTI内に席を置く、フェローという立場で昨年…

内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議」というところ

2016年の8月1日より、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議という部署に週に3日の割合で出勤させていただいています。年度の切り替えということもあり、ここで1つ、科学技術イノベーション会議について簡単に紹介してみます。 (以下の説明は三谷個人の…

作品展示「鉄道レール模型の幾何学」

2016年11月26日から12月4日までの期間、つくばメディアアートフェスティバル2016が開催されました。このイベントは、2014年に第一回が開催され、今回が第3回目となります。 第一回目には、折り紙作品を展示させていただいたのですが、今回は驚いたことに、プ…

デスノートの幾何学折り紙

映画「デスノート Light up the NEW world」の上映が11月29日に始まりました。 http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote2016/index2.html 今回、この話題作の中に登場するサイバーテロリスト「紫苑」が手にしている折り紙作品を提供させていただき、 エンド…

映像募集

11月26日(土)から12月4日(日)の期間、つくば美術館にて「つくばメディアアートフェスティバル2016」が開催されます。 http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/14271/14654/020088.htmlそこで、プラレールコースによる幾何学模様を展示することになりました。 下…

折り紙の作品展「数理とコンピュータで創造する折紙の形」

東京農工大学の科学博物館で、折り紙の作品展「数理とコンピュータで創造する折紙の形」を開催させていただけることになりました。 http://web.tuat.ac.jp/~museum/information/news/20160827-ex.html http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/dl/2016/origami_exhib…

プラレールブーム(2)

年明けから、マイ・プラレールブームだったことは、以前のエントリに書いた通りです。 http://d.hatena.ne.jp/JunMitani/20160316 このTwitterへの投稿が元になり、多くの方に幾何学的で(列車が走らない)プラレールに関心を持っていただくことができました…

シン・ゴジラの折り紙

今年の夏の話題作、映画「シン・ゴジラ」のエンドクレジットに「資料協力」の名目で名前を載せていただきました。 あくまで映画製作に必要となる資料の1つに、私がWebページで公開している折り紙の展開図が含まれた、という程度の関わりであり、制作に直接関…

3D Origami Art

昨年に、日本評論社より出版させていただいた書籍「立体折り紙アート」 https://www.nippyo.co.jp/rittai_origami/の英語版「3D Origami Art」がCRC Pressより出版されることになり、その実物が手元に届きました。英語版の出版が決まってから約1年、無事に出…

立体折り紙の個展とワークショップ

「ギャラリーおりがみはうす」での展示会とワークショップが無事に終了しました。 これまで作ってきた作品の数々を一堂に介して、多くの方にご覧いただく機会を得ることができたことを光栄に思います。 ワークショップでは、カッティングプロッターを会場に…

立体折り紙の個展開催(4月1日〜24日)

4月1日〜24日の約3週間、東京都文京区白山にある「ギャラリーおりがみはうす」にて、 折り紙作品の個展を開かせていただきます。 「ギャラリーおりがみはうす」は、国内外の優れた折り紙作家の作品を常設していますが、 今回の展示ではそのスペースを丸ごと…

プラレールブーム

2歳の息子がプラレール大好きで、朝起きると、新幹線の模型のスイッチを入れて走らせることから一日が始まります。そんな息子のために、プラレールのコースを作ってあげていたのですが、少し遊んでいるうちに楽しくなって、親の方が夢中になってしまいました…

イタリア折り紙コンベンション(CDO: Centro Diffusione Origami)

12月5〜8日の4日間に渡って、第33回イタリア折り紙コンベンション(CDO)がTabiano Bagniという北イタリアの地で開催されました。今回はSpecial guestsとして、生き生きとした動物の作品を得意とするBernie Peyton氏、ヨーロッパ各国でも抜群の知名度をもつ…