みたにっき@はてな

三谷純のブログ

テスト

本日の講義では学習の理解度をチェックする意味で、テストを行いました。
さっそく採点してみたところ・・。
う。。くっ。。ちょっと胃が痛い。

点数はともかく、解答用紙を見て、おおよそ次のような4つのグループに分けることができるような気がしました。

A 非常に優秀な学生。教えている内容は理解できているし、おそらく自分の力だけでも学習を進めていけると思われる。

B 頑張っている学生。理解が怪しいところもあるものの、努力してる様子が窺い知れる。教える人の努力次第で実力を伸ばせそう。

C ついていけてない学生。あまり前向きに取り組んでいる様子が見られず、既に現在の内容についていけてない感じ。もう一度、基本から説明しなおす必要がありそう。

D すでに学習を放棄している学生。こればっかりは、教える方がどれだけ努力しても本人がやる気を出してくれないことにはどうしようもない。

というわけで、数十人の学生に等しくプログラミングを教えるというのは大変だということを改めて実感した次第です。最も多くの学生のレベルを上げることを考えると、BとCの学生をターゲットとした講義の仕方をするのが一番良いのでしょう。でも、Dの学生にも、是非やる気を出してもらいたいものです。おもしろい例題をたくさん示せればよいのですが、最初の段階ではできることも限られているので悩ましいところです。

それにしても毎週月曜日は教える立場として学ぶことが多いです。「教え方」がまずいかなぁと反省もしてみたり。でも、やっぱりプログラミングというのは、自転車の運転の仕方みたいなもので、何度も失敗して経験で学習するところが多いから、いくら机上で理論を勉強してもダメなので手を動かしていろいろ試して欲しいものです。それにしては週に1コマ90分というのは短すぎるので、やっぱり強制的に宿題をやってもらうようにしないとならないのかなぁ。

来週からの講義の内容、ちょっと見直さないと。。

とかなんとか、いろいろ悩んでいるのですが、行き着く先はEラーニングで、個人個人がそのレベルに応じて自分で学習できるシステムを構築するのがベストなのかもしれないな、とも思ったり。
でもそうすると今のような講師という職業の人間は必要なくなってしまいますね。