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三谷純のブログ

閉鎖環境適応訓練設備を用いた精神的ストレス評価法の研究

宇宙航空研究開発機構(JAXA)で「閉鎖環境適応訓練設備を用いた有人実験参加者公募」の案内が公開されたようです。
まあ、なんか難しそうな単語が並んでますが、要するに「長いあいだ狭いところに人間を放り込んでおいたら、どんなことになるかな?」という実験の被験者になってくれる人を募集します。ってことですね。具体的には宇宙ステーションを模した空間に3人の被験者を閉鎖して1週間過ごしてもらうことを行います。

実はこれ、ここ数年定期的に行っている実験で、この僕は昨年、一昨年の実験に応募してみたのでした。

一昨年は残念ながら書類選考で落ちちゃいましたが、昨年はなんと書類選考と面接試験をパスし、「3名の被験者+1名の予備」の中の「1名の予備」に選ばれたのでした。落選ではないものの、確実な被験者でもないという微妙なポジション。。
で、結果から言うと、3名の被験者さんは特にトラブルも無く順調に実験に取り掛かることができたので、予備人員であった僕は実験開始と共にその任務を終え、実際に閉じ込められることなく帰途についたのでした。残念。

でも、実験開始前のオリエンテーションを受けたり、閉鎖空間の内部を覗いてみたり、閉鎖期間中のミッションの仮体験をさせてもらったり、実験開始直後の被験者の挙動をモニターで眺めさせてもらったり、それはそれは貴重な体験をさせてもらったのでした。オモシロカッタ。

今度は是非、実際に閉じ込められてみたい!と、思うのですが、時間の自由に使える学生だったからこそ応募できたのであって、社会人になってしまった今年は無理だなぁ。興味のある学生さんは応募してみては?