みたにっき@はてな

三谷純のブログ

本屋

駅前の本屋さんの前を通ったら「閉店のお知らせ」の張り紙がありました。
ちょっと中を覗いたら、店内の書籍をダンボールに入れて店仕舞いをしている男性の背中が。。気のせいか少し寂しそうな感じがしました。
駅から徒歩1分くらいの好立地なのに閉店してしまうなんて驚きです。あまり繁盛しなかったのかな。

そういえば最近は小さな書店は経営が大変だそうで倒産も多いとか。
http://www.asahi.com/money/topics/TKY200412250308.html
僕も書籍はほとんどオンラインショップで購入するし、たまに行くのもジュンク堂のような大型書店ばかりです。こればかりは、書店の経営努力でなんとかなるものではなく、時代の流れというものかもしれません。

思うに、書籍やDVD、電化製品のように型番で容易に指定できて、どこで購入しても違いの無いものに関しては、だんだんリアル店舗で購入する必要は無くなっていくのでしょう。書籍とDVDに関しては、どちらもデジタル化が可能なコンテンツなので、そもそも「モノ」として流通に乗せる必要も無くなってしまうかも知れませんが。

そうすると、飲食店のような「その場で手に入れなくてはならないもの」とか、美容院などの「身体に対するサービス」を行う店くらいしか、これから先は生き残っていくのが難しいのかもしれないですね。
世の中が合理的になるのはよいですが、それによって必要の無くなる労働に従事している方々の働き先を確保するというのは、ますます重要になってくるように思います。