みたにっき@はてな

三谷純のブログ

執筆

だいぶ前に納めたJava本の原稿が、編集を経て校正の段階まで来ました。書籍らしいデザインになって嬉しいです。
ところで、編集の方針で節の先頭が見開きの左上に来るようにする、ということになったので、1つの節がちょうど偶数ページに収まるように調整する必要が発生してしまいました。
原稿を書いていた時点では節毎のページ数など意識していなかったから、さあ大変。
3ページで終わってしまう内容を2ページまたは4ページにするのは、なかなか容易ではありません。内容を追加したり削ったり。。全部で50以上の節があるので、その半分くらいに大きな変更が加わり、なんだか大変なことになってます。
でも、きっと書籍を読む立場から見ると、きちんと節毎のボリュームが一定で、必ず左ページから新しいテーマがスタートする、というのは読み進める手助けになるのでしょうね。
校正の後の編集が終わった後で、再度チェックが必要そうですが、せっかくなのでよいものになるようにしたいものです。


ところで同じようなタイミングでCodeZineの記事も書いていたわけですが、こちらはページ数をまったく意識する必要がなかったので楽でした。
Webページの解説文の場合、文章量が多くなっても書籍のように物理的に嵩張ったり、流通コストが増大したりすることが無いので、自分が納得いくまで解説を書き加えることができる上、読者からすれば必要な情報の検索やコードのコピーペーストが容易にできてメリットが大きい気がします。
書籍の優れている点と言えば、ペラペラめくって様子を把握できる閲覧性と、好きな場所に持って行ける可搬性、それから自分で赤線を引いたり書き込みができる、といった点でしょうか。
両者のいいとこ取りをした電子ブックが、そのうち普及するとは思うのですが、まだなかなかそこまでは行かないみたいですね。技術的な問題だけでなく、著作権や課金方法などの問題がうまく解決されないと難しいのかもしれません。