みたにっき@はてな

三谷純のブログ

確率

こちら
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200504/2005041900016.htm
で議論になっている確率の問題

『あなたは賞品として車をもらえるゲームに参加しています。
目の前に3つドアがあり、そのうちの一つは、後ろに車、あとの2つは後ろにヤギが隠されています。
車が隠れていると思うドアの前に立ってください。
そこで、ゲームの司会者(どのドアが車でどれがヤギか、知っている)が、ヤギのドアをひとつ開けて、全員に見せます。あなたが選んだドアは開けません。
この後、あなたはドアを替えることができます。替えなくてもいいのです。最終的に選んだドアの後ろに車があれば、その車をもらえます。』

『さて、ここでドアを替えた方がいいのか?』

答えは、上記のURLをどうぞ。

この議論を見て確率の問題は難しいなぁ、とも思いましたが、それ以上に「他人に物事を理解させるのは難しいなぁ」と、改めて思った次第です。なんて書くと偉そうですが、数学のように正しい解が1つしかない問題、そしてこの例のようにごく簡単に説明できる設問に対しても、異論反論が噴出して意見が正解に収束するまで大変な労力を要するということにちょっと驚きました。
ましてや何が正解であるか自明でない政治や文化の話になると、他人に自分の考えをわからせたり、皆の合意をまとめあげるというのは、甚だ大変なことなのだろうな、と思ったのでした。

確率の問題など、よくネットの掲示板で議論になったりしますが、そのほかにも
「鏡に映すと左右が逆になるのに上下は逆にならないのはなぜ?」
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=994711
「分数の割り算は片方をひっくり返してかけ算にするのはなぜ?」
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=347639
といった質問をよく見かけます。
回答者がそれぞれの考えで理由を説明しているのがとても面白いです。