みたにっき@はてな

三谷純のブログ

Excel

Excelの使い方を授業の中で説明したりしてるのですが、これはなかなかやっかいです。
というのも、「実際に入力したものと表示されるものが違う」という根本的な問題があるから。
例えば、「=A1+A2」とセルに入力すると、Enterを押した途端、そこには、セルA1とセルA2の値を足したものが表示されるわけです。例えば「15」とか。
WordやPowerPointだったら、とりあえずキーボードから入力した内容が表示されているので、少し目を離しても後から追いつくことができます。でもExcelの場合は「あれ? あの数値はどんな数式を入力した結果なの??」ということで、まったく後追い不可能になわけです。

自分が学生の頃には、こんなOfficeの使い方を説明してくれる授業は無かったわけで、突然教える立場になると苦労することが多いです。
このExcelの問題に関しては、「表計算シートの視覚化」という研究の成果が、まさにうってつけのような気がします。
でも、このような研究成果が実際に現場で使用されるところまでなかなか降りてこない、というのは残念です。