みたにっき@はてな

三谷純のブログ

Webページ作成

Webページの作成方法を今週と来週に渡って、実習の時間に教えることになっています。
他の先生はWordでWebページを作成する方法を教えているようですが(大学のテキストがこのようになっている)、これが僕にはとっても気持ちが悪いのです。なので1回目の今日はテキストエディタでHTMLタグを頑張って記述することをやってもらいました。最初からたくさんのタグを覚えることは無理なので、主なものをいくつか使った非常にシンプルなWebページしか作れないです。でもHTMLタグの仕組みを理解できるのだから、これでもよいかな、と思っています。
ところで「WordでWebページを作るのは気持ち悪い」と言うのはホントなのですが、それだけだと何の説明にもならないので、どうして気持ち悪いのか自分なりに考えてみました。括弧内はその反論。

  • そもそもWordはワープロソフトであってWebページを作るためのソフトではない(←それは単なるこだわり)
  • 余計なタグがごっちゃり追加されて不必要にファイルサイズが大きくなる(←今時ファイルサイズはあまり意識しなくていい)
  • ブラウザによって正しく表示されないことがある(←9割近くのIEユーザーには問題にならない)
  • 後からタグを手直しすることがほぼ不可能(←普通の人はそんなことしない)
  • HTMLタグを理解できない(←知らなくても困らない)
  • スクリプトを埋め込んだり、後からプログラムによる処理を追加しにくい。プログラムで生成しにくい。(←普通の人はそんなことしない)
  • 自分が初めてHTMLを学習した当時は手で入力するしか手段が無かった(←年寄りのたわごと)

ざっと、上のような理由からでしょうか。なんとなく、最後の項目が一番比重が大きいような気がしないでも無いですが。
でも、なんだかんだ言って受講生は文系の学生なので、反論に書いたとおり、歴史的背景や見えないところの話なんてどうでもよくて、簡単に意図したものができればいいのかなぁ、Wordが扱えるのだから、Webページ作成もWordでいいのかなぁ、なんて考えたりもしてしまうわけです。
そんなわけで、今週はテキストエディタを使いましたが、来週の実習ではWordによるお気楽Webページの作り方を教えようと思っています(折衷案として、せめてホームページビルダーみたいなホームページ作成用ソフトがあればいいのですが)。