みたにっき@はてな

三谷純のブログ

折紙の展開図

浜松の静岡文化芸術大学で開かれた日本図学会の例会に参加して研究発表してきました。
内容は、簡単に言ってしまえば「平坦折の折紙の展開図が与えられた場合に、その展開図から再現できる折り畳み方(面の重なり順)をコンピュータを使って全部数え上げる」というもの。

他の発表は図学に関するもの様々。いわゆる「図法幾何学」については、CADの普及とともに教育の必要性が再度問われているようで、なかなか難しい問題かもしれないと思いました。
でもこれは、ワープロの普及と漢字の書き取り学習、電卓の普及と筆算、Mathematicaの普及と微分方程式の解法とか、技術の進歩とともに自動化できるようになったものをどこまで教えるのか、という問題と同じかもしれないです。
自動翻訳が当たり前の世の中になったら英語の学習の必要性も薄らぐかもしれない?

# 浜松は大学院生だったときにインターンシップで3週間ほど滞在した土地だったので、とても懐かしかったです。