みたにっき@はてな

三谷純のブログ

日刊工業新聞に掲載

ERATO(創造科学技術推進事業、戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究)の五十嵐デザインインタフェースプロジェクトで行っている研究の内容が"東大と筑波大、試作なしでバランス玩具作成できるツール開発"という見出しで、2009年3月31日の日刊工業新聞の第1面で紹介されました。
Web版の記事をこちらで見ることができます。

ここで紹介されているものは、既存の3D形状モデリングツールに剛体の物理シミュレータを組み込むことで、形状設計を行いながら物体の挙動を見ることができるようにしたものです。
ユーザーの対話的な操作と、挙動の視覚的な理解の支援を両立させるために、物理計算の精度の調整と可視化の工夫を行っています。

研究開発は博士後期課程の古田陽介君が行っており、先日には、この研究を紹介したポスターがNICOGRAPHにて最優秀ポスター賞を受賞しています。

ERATOプロジェクトは設立から1年が経ちますが、ようやく幾ばくかの成果が出てきたように思います。