みたにっき@はてな

三谷純のブログ

結び目

結び目理論(knot theory)の説明に出てくるような、結び目の図をCGで立体的に示せるといいね。という話があって、それだったら"Apparent Layer Operations for the Manipulation of Deformable Objects"(SIGGRAPH2010)の手法で簡単にできるんじゃないかな、と思ったわけです。
だけど当時の実装では両端がつながった紐(環)は扱えないので、ちょっと手を加えて使えるようにしてみました。その結果、次のような図だったら、わりと簡単にスイスイ作れるようになりました。結構楽しいです。

試しに、交点が3つのケースを既存のソフトウェア(Shade)でも作ってみたのですが、これは大変。やっぱり特殊な形を作る場合には、その目的に特化した機能を持ったソフトウェアの方が圧倒的に便利だと実感しました。

で、このような図を作った後で、こんなWebページを見つけてしまって衝撃を受けました。

先にこのページを見てしまっていたら、たぶんやる気が無くなっていたと思います。