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三谷純のブログ

曲面紙工作「紙の器」

書籍「紙の器 Paper-made Cases -暮らしを彩る楽しい形- 」を、著者さまから1冊いただくことができました! ありがとうございました。

この書籍で紹介されているのは、滑らかな曲面を、滑らかな輪郭を持つパーツの組み合わせで作った作品5つ。

円筒や円錐以外の曲面を紙で作るのは難しくて、たとえば球だと水平に輪切りにしたものを組み合わせたり、垂直な面で切った笹の葉状のものを組み合わせるのが一般的ですが、ここで紹介されている作品は、どれも不思議な形のパーツの組み合わせで実現しています。

さて、さっそく最初の作品「ラグビーボール」を作ってみました。

書籍には展開図が掲載されているので、それを自分の好みの紙にコピーするところから始まります。

展開図を丁寧に切り出します。

この作業を楽しいと思うか、苦行と思うかは意見が分かれるところ。
私は日常的にカッティングプロッタを使っているので、カッターナイフで切り出すのは久しぶりで、なんだか懐かしくさえ感じました。

あとは、記号の指示に従って、パーツを組み合わせていきます。
ノリシロが互い違いに組み合うので、安定した状態で作業を進められます。


展開図を切り出す時間に比べると、組み立てはあっという間に完成。
(本当は底の部分が付くのですが、ここでは上部だけ。)

手のひらサイズのかわいい楕円球(ラグビーボール)の形ができました。

水色と黄色の、たった2つのパーツで綺麗な楕円球ができるのが不思議です。

↓明るいところで、もう少ししっかり撮影したもの。



見るだけで楽しいですね。
パーツの輪郭が折れ線で表現されていますが、これがもう少し滑らかな曲線だったら、もっと綺麗になるかな、と思いました。
これは、展開図切り出しの手間との兼ね合いでしょう。あと、少し厚めで柔らかい素材のものを使えば、ノリシロ部分のギャップは目立たなくなりそうな気がします。

さて、このような形を自分で紙工作してみたいと思うかどうかは、かなり個人差があると思いますが、
作ってみたいと思った方は、Amazonで購入できますよ。(宣伝にご協力してます ^-^)

紙の器 Paper-made Cases -暮らしを彩る楽しい形-

紙の器 Paper-made Cases -暮らしを彩る楽しい形-