みたにっき@はてな

三谷純のブログ

サンプルデータ

自分で作った3D関係のソフトウェアの実験を行うのに、いろいろな3Dのポリゴンデータが欲しいことがあります。自分でデータを作るのはあまりに大変なので、Web上のフリーデータを探したりするのですが、これもなかなか大変。
そんなわけで、最近存在を知ったPrinceton Shape Benchmarkのデータを一式ダウンロードしてみました。
解凍後はなんと450MBにもなるのですが、これには2000近くの形状データが含まれているとのこと。

今回のデータはプリンストン大学が提供しているものですが(その多くはWeb上から集めたものだそうですが)、このように実験で自由に使用できるデータを公開してくれるということは、多くの研究者にとって、とてもありがたいことです。
これらが標準的なデータとして多くの研究者に使われるようになれば、提供元にとってもよい宣伝になりますね。
Utah Teapot」や「Stanford bunny」は、あまりに有名ですが、どちらにも大学名が入っているわけで、大学の宣伝には大きく貢献しているものと思われます。
日本の大学ではこのような事例はあまり知らないのですが、実際どうなんでしょう?
下手な宣伝広告よりも有用な実験用データを公開した方が効果ははるかに大きいような気がします。

ちなみに、画像処理の例題として有名なlenna画像の出典はこんなところだったのですね!驚きました。