ありがたいことに、最近になって立体折紙の制作に関する問い合わせを複数いただいています。
(スケジュール的に大丈夫かちょっと不安ですが。)
制作の内容によっては、紙をしっかり選ばないとならず、実際に作り始める前に試行錯誤重が必要になります。
「曲線で折る」という目的で紙を使うケースも稀でしょうから、数ある紙の種類の中からぴったり適した紙を選び出すことは難しいです。
ある程度は実際に触ってみることで見当が付きますが、最終的には実際に折ってみないとわからないのが難しいところ。
折り線の加工のしやすさ、折りやすさ、耐久性、見た目の美しさ、などの評価軸で検討しています。もちろん、それ以外に言葉で表現できない微妙な違いが大きな影響を与えたりします。
最近は、関連企業さんから見本の紙をいくつかいただく機会があり、数十種類以上の紙を試していますが、これだ、というものにはなかなかめぐり合いません。
作りやすさという観点から自信を持って勧められるのは、OKサンドカラーという種類の紙。拙著「ふしぎな 立体・球体 折り紙」でも、出版社さんに無理を言って、コストのかかるこの紙を採用してもらいました。
さて、本日試したのは、耐水性と光沢のある紙。今まで経験したことがない質感でしたが、だいぶ良い感じでした。
下の写真のような作品を綺麗に仕上げるのは、なかなか大変です。