みたにっき@はてな

三谷純のブログ

文化交流使(41日目:ウドンターニー)

午前に地元の高校生に対しての講義・ワークショップを行い、昼食の後に、それとは別の Prachak Silapakhom 高校を訪問して、日本語教室(授業と言うよりはクラブ活動のようなもの)の様子を見学させてもらいました。そこで活躍されていた方は、国際交流基金アジアセンターによる企画「日本語パートナーズ」というプログラムで派遣された方で、現地の先生とペアを組んで日本語教育に取り組んでいました。

 

jfac.jp

 

今日は日本の「うんどうかい」を紹介するもので、いろいろな種目を紹介した後で、それでは「玉入れ」と「パン食い競争」を体験しましょう! ということで外に出て、わいわい楽しそうに時間を過ごしていました。

これは日本語の勉強になるだろうか、という疑問も持ちましたが、何より生徒たちが生き生きと楽しそうにしているので、これがよい思い出になって、なんとなく日本が好き。と思ってもらえれば、それで十分なのかもしれません。

実際に日本語パートナーズのプログラムでこちらにこられている方ともたくさん話ができて、私にとって今まで知らなかった世界に触れることができました。約10か月間、アジア各国の各都市に派遣されて、現地で生活しながら、このような教育活動の支援をするわけです。日本と勝手が違って苦労されることも多いと思いますが、とても前向きに、生き生きと楽しそうにされていたのが印象的です。

このように、世界に出て日本の文化を紹介する仕事に従事されている方がたくさんいるということを改めて知りました。

 

さて、そうして夜、今度は Community art space で、アートに興味関心を持たれている方20名程度を対象に講義とワークショップを行いました。みなさん、自主的に応募して参加された方だけあって、とても熱心に耳を傾けてくださり、こちらも楽しく話をすることができました。アート系の方々には、「それって何の役に立つの?」という疑問をもたずに、素直に形の面白さに興味を持っていただけるので、とても話がしやすいです。

 

これで、ようやくタイでの勤めはすべて終了です。

明日にはバンコクに戻って、明後日にはミャンマーへ移動です!