研究室に所属する4年生の細田君がペーパークラフトに関する研究に取り組んでいます。
ペーパークラフト用の展開図を作ろうとしたときに、最近では3DCGソフトでポリゴンモデルを作って、それをペパクラデザイナーで展開図にするのが一般的です。
ポリゴンモデルがあまりに多くの面で構成されている場合には、現実的に作れるくらいまでに面の数を減らすことを行います。
だいたい百ポリゴンくらいが、楽しく気軽に作れるレベルでしょう。
で、そのようにすると、ポリゴンのカクカクが目立って、あまりきれいに仕上がりません。
ペーパークラフト作家さんは、うまく紙を曲げて曲面を表現します。
そこで、研究テーマとして、可展面の集合でうまく立体を作りだすことに取り組んでみました。
結果として得られた展開図を(指導教員である私が!)組み立てたのが冒頭の写真。
従来のポリゴンモデル(手前)と違って、滑らかで綺麗な曲面モデル(奥の方)が作れました。
4年生が今の時点でこれだけの結果を出せるのは立派。詳しくは、今月末に行われる日本図学会の大会で発表の予定です。
折り紙も楽しいけど、ペーパークラフトも楽しい。