2011-01-01から1年間の記事一覧
京都大学の酒井先生のグループが、フラクタルの日よけについて興味深い研究をされています。 ■フラクタル日よけについて(http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~fractal/index.html) その研究紹介の中で、塩ビ板を折り曲げてシェルピンスキー四面体を作った様…
今日の図形科学の授業の後で、「正二十面体の作図はどのようにすればよいか」という質問を受けました。 なるほど確かに授業の中では正四面体、正十二面体の作図については説明したのですが、正二十面体については説明してませんでした。配布資料、教科書にも…
昨日のエントリでは2つの鶴のパターンから四面体を作る話を紹介しましたが、その直後に「1つだけのパターンで作れる」ということを知らせていただきました。そうだったのですね!というわけで、もう一度チャレンジしてみました。↓これが鶴のパターンを切り抜…
昨日開催された第11回折り紙の科学・数学・教育研究集会で、東海大学の奈良先生がちょっとした面白い話をされていたので、その検証実験をしてみました。「折紙探偵団」のWebページの背景には、折り鶴の形をした多角形がタイリングされています。 「折紙探偵…
現在Flickrで公開している写真200点について、閲覧数ベスト10をピックアップしてみました。
これまでに作ってきた立体折り紙の多くは「剛体折り」できないものばかりです。 これはつまり、紙が伸縮せず、折り線の位置は変化しない、という「変形しない面が蝶番で連結されたモデル」で表現された場合には、開いた状態と折った状態の間を連続的に変形さ…
本日の制作物。柱のデザイン。 展開図はこんな感じです。 PDFファイルをこちらに公開しています。
先日のエントリで紹介した折り紙作品の展示が終わり、本日の夕方に撤収作業をしました。 幾人かの方から、実際に見た感想をいただきました。嬉しいです。ありがとうございます。これらの作品は今のところ展示する場所が無いことから、ダンボール箱の中にしま…
先週はデジタルコンテンツエキスポ2011で折り紙の展示を行いました。 (「デジタルコンテンツ」なので、メインは設計用のソフトウェアです。) それに引き続き、今週は筑波大学の大学会館でも展示させていただく機会をいただきました。パソコンに向かって形…
3ヶ月くらいも前のエントリで「結び目」や「水引」のCGモデルを作りましたが、構造が複雑になってくると綺麗な形を作るのが結構大変。 マウスドラッグで線を描くと、どうしてもグニャグニャしてしまいます。 で、Mitraらによる Symmetrization (SIGGRAPH2007…
普段は幾何学的で特に意味の無い形を作ることが多いのですが、 今回は珍しく対象物の存在する「洋ナシのかたち」を作ってみました。 先っぽの枝の部分は色紙を切って貼ったものです。 意外と綺麗にできて、たまには趣の違うものも作ってみると面白いと思いま…
↓こんなのを作ってみました。 ↓曲線バージョン ↓曲線バージョンを、ひっくり返して見ると もちろん、どれも1枚の紙からできています。 曲線バージョンの展開図は次のような感じ。 こちらにPDFファイルを公開しました。大きな写真はこちら。 http://www.flick…
色紙で作ってみました。大きな写真はこちらで。 http://www.flickr.com/photos/jun_mitani/6196900429/lightbox/
先日のエントリで紹介したおもちゃ、バザーではたくさん販売されていたのですが、最終的には売れ残りが出てしまったそうです。それを知った妻が、いくつか買い取って持ってきてくれました。 僕が楽しそうに遊んでいたから。だそうです。 全部で8セット。パネ…
週末に、娘の幼稚園のバザーに参加してきました。 そこで買ってきたオモチャで遊んでいて考えたこと。 問:下の写真では、12枚のパネルを組み合わせて2つの閉じたコース(1周して元に戻ってくるコース)を作っている。 (1) パネルを全部使って1つの閉じたコ…
物体の表面の点群座標を取得する3次元スキャナがだいぶ安価になり、簡単に点情報を得られるようになりつつありますが、それから構築したメッシュはそのままでは結構ひどい状態なのが普通です。一般に、複数個所から測定したデータを結合して1つにするので、…
近い将来に折紙を展示していただけることになったので、土曜日出勤で展示作品を一気に作りあげました。 1つ20cm〜30cm程度の大きさです。かかった時間は全部で6時間。肩が痛くなりました。 でも慣れとはすごいもので、初めて作った時に比べるとはるかに短時…
こんなのや こんなの は、全部1枚の紙でできています。 これらを設計するために作ったソフトウェアをこちらで公開しました。
今年のSIGGRAPH会場に出展されていた3D3Solutionsのブースで、顔の3Dスキャンをしてもらったデータが届きました。こんな感じ。 光学的な測定なので、メガネははずしています。瞳は反射してしまってとれなかったようです。正面からの撮影なので、鼻の横や耳は…
オーストリア・リンツで毎年開催される世界最大級のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ」で、今年は筑波大学がキャンパス展を行います(関連記事)。 メイン会場から少し離れた、下の写真の建物の1階から3階のフロアを使って、筑波大学関係者による…
地元のお祭り、「まつりつくば2011」にカブトムシ型巨大ロボットが登場しました。 高橋均氏が趣味で(!)11年かけて作りあげた巨大ロボット。 全長11メートル、重量は17トンもあるそうです。 油圧制御による完全六足歩行!これは見にいなければ。と思って、行…
ポリゴンモデルをボクセルデータに変換してくれるvoxelizerというソフトウェアを使ってみました。 ボタンひとつで簡単変換。 出力はボクセルに関するバイナリデータなので、それを読み込んで立方体の集合を表示するプログラムは自分で作成しました。 解像度…
夏休みの工作、ということでキヤノン クリエイティブパークのペーパークラフトコーナーで公開されているペーパークラフト群の中から、志賀克行氏デザインのライオンを選んで作ってみました。 ↓半日くらいの作業で、かなり立派なライオンができたので記念に撮…
ポリゴンモデルの簡略化(面数の削減)の方法にはいろいろありますが、QEM(Quadratic Error Metric)を用いたQSlimが品質の優れた結果を出すようです。 今回、QSlimを使って次のような簡略化の図を作ったので、その手順の備忘録。 ・CGの世界ではよく見かける…
グラフィックスを簡単に扱えるProcessing言語というものを、を今まで使用する機会がなかったので試しに遊んでみました。 WindowsならダウンロードのページからWindows版をダウンロードして解凍するだけ。すぐに試せます。さいしょの試みに、スピログラフの図…
先日のエントリで紹介した「結び目」のCGモデルは、すでに同じようなものが存在したので、ではもうちょっと別のものを、ということで「水引」のモデリングをしてみました。 基本的なアプローチは「結び目」と同じ。 交差する場所の前後関係を含めて中心線の…
ゼミ合宿で伊香保へ。 研究室には切り絵が達人レベルの学生がいるので、そんなこともあって、みんなで伊香保切り絵美術館で、切り絵の体験をしました。こちらは予め準備されていた体験用のパターンに、適当に背景の模様を付けたり、目の形を変えたりして遊ん…
結び目理論(knot theory)の説明に出てくるような、結び目の図をCGで立体的に示せるといいね。という話があって、それだったら"Apparent Layer Operations for the Manipulation of Deformable Objects"(SIGGRAPH2010)の手法で簡単にできるんじゃないかな、…
3Dのフラクタル図形をたまにネット上で見かけることがあって、どのようにして作っているんだろう。自分でプログラム作るのは大変そうだな。と思っていたのですが、次の記事で3Dフラクタル用のソフトウェアが紹介されていました(Twitter経由で知りました)。…
Flickrで公開されているProf.YM氏のSpherical Spiralが見事です。 なるほど球面もこうやってねじれた面の集合で表現できるのだなと思い、試しに自分でも何か作ってみたくなったので、細い帯の集合で球体を表現してみました。↓パソコンで設計した形 ↓実際に作…