これまでに作ってきた立体折り紙の多くは「剛体折り」できないものばかりです。
これはつまり、紙が伸縮せず、折り線の位置は変化しない、という「変形しない面が蝶番で連結されたモデル」で表現された場合には、開いた状態と折った状態の間を連続的に変形させることができない。ということです。
そのため、これまでによく「開いた状態と閉じた状態の間をアニメーションで見たい」という要望をいただきましたが、単純な方法では実現することができませんでした。
去年に 21_21 DESIGN SIGHTで展示を行った際に、CGアニメーションを上映させていただきましたが、これはビジュアルデザインスタジオのWOW社の優れた技術力によって1つ1つ手作業で制作されたものでした。
ところで今回、「折り線の位置は変化してもよい」ただし「紙の形と大きさは変化しない」という条件のもとで、アニメーションを自動生成することができたので、さっそくYouTubeに動画をアップしてみました。
ちなみに、この動画はFlickrにもアップしたのですが、これが記念すべき200アイテム目(Free版で表示可能な上限値)になりました。有償版にアップグレードしてもよいのですが、良いものだけを残して、ベスト作品200だけを公開するようにするのも趣があるかなぁ。などと考えています。