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三谷純のブログ

Surface Reconstruction

物体の表面の点群座標を取得する3次元スキャナがだいぶ安価になり、簡単に点情報を得られるようになりつつありますが、それから構築したメッシュはそのままでは結構ひどい状態なのが普通です。一般に、複数個所から測定したデータを結合して1つにするので、メッシュの重なりや穴もあり、ノイズも当然あります。

このようなデータを自動的に修正するための方法論に関しては、過去に膨大な数の研究がされています。
今回、MeshLabに実装されているPoisson surface reconstructionを試してみたところ、うまく機能するようだったので、Stanford Bunny で実験してみました。
Stanford Bunny も3次元スキャナによって構築されたデータで、底には穴があいているのです。)

結果は下図。左がオリジナル。右が自動修正後。

自動修正すると、全体的に細かい形状が消えてしまって、滑らかになります。Octreeを使っているので、階層の深さによって詳細度が変わります。