プラレールブーム
2歳の息子がプラレール大好きで、朝起きると、新幹線の模型のスイッチを入れて走らせることから一日が始まります。
そんな息子のために、プラレールのコースを作ってあげていたのですが、少し遊んでいるうちに楽しくなって、親の方が夢中になってしまいました。
あれやこれやとヘンテコなコースを作って、一連の写真をTwitterに投稿していたら、他のサイトで紹介されるなど、多くの方に見ていただく機会を得ることになりました。
せっかくなので、ここにまとめておきたいと思います。
最初の投稿はこんな感じ。
レールを1つながりの輪にした場合って、結び目理論の議論ができるのではないかと思っての投稿。
今日のプラレール。楽しいコースにできた。自己満足。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年1月16日
結び目理論の導入問題にできる?
問: このコースは結び目(knot)でしょうか、それとも解けている(unknot)でしょうか? pic.twitter.com/ZnV2CDed1S
結び目理論の話をするのであれば、最も単純なKnotを作ってみようと思っての投稿。
今日のプラレール結び目理論。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年1月20日
解けていない結び目(knot)の中で、もっとも単純なもの(Trefoil knot)です。https://t.co/VdsVw0unFu pic.twitter.com/riAUMRimi8
プラレールをただの鉄道模型のおもちゃ以上の何かとして眺めてみようという気持ちで。
今日のプラレール学習
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年1月22日
「ものごとを、いつもと違う視点から眺めてみよう。」 pic.twitter.com/3P3Uf8yGcK
有向グラフであると見なしたらどうかと思っての投稿。
本日のプラレールお遊び問題
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年1月28日
青い矢印の方向に進んでいる電車は、赤い矢印の向きで駅に進入することができるでしょうか?(交差ポイントの向きに注意)
最近は定期的にプラレールのコースを作り直すのが父親の役目になってしまっている。 pic.twitter.com/sO9DKBjUk5
あまり意味はなくて、ただ自宅にある曲線レールをたくさん組み合わせてみた。
今日のプラレール
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月6日
タイトルは「メガネ」 pic.twitter.com/B01ZaOSI0B
我が家の曲線レールのリソースはこの程度(このときは・・)。
で、「メガネ」からの発展形?
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月6日
限られたレールのリソースで、どれだけクネクネできるか。
親の方が真剣に遊んでしまってる。 pic.twitter.com/LBCXrr2RP0
プラレールの間違った使い方
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月6日
レールでミニカーの展示棚を作ってみた。
それにしても、あちこちからミニカーをかき集めたら思いのほかたくさん出て来て驚いた。
ご近所のお兄ちゃんたちや、親戚から譲り受けて、ほぼ100%リユース品です。 pic.twitter.com/YQwEJUcLXk
プラレールで「メビウスの輪」を発想した人はいないのではないかとの自負から、自分の中ではかなりの傑作。
レールの両面を走ることができる(実際にはできない)
今朝の出勤前プラレール
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月18日
「メビウスの輪かな?」
Uターンレールの有効な活用方法を考えてみました(笑 pic.twitter.com/7BJ5SbwY9o
「Uターンレール」を立てることで何か役立つ使い方はできないかと思って、輪くぐりにしてみた。
今朝の出勤前プラレール
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月19日
でもやっぱり、(当然ながら)息子にはすこぶる評判が悪かったので、単なる輪くぐりになりました。
「Uターンレールの正しくない使い方」 pic.twitter.com/V2LFCIDogg
「メビウスの輪」から、もはや実際に走れないのもありなのではないかということから、錯視に挑戦。
今日も飽きずに息子とプラレール
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月20日
テーマ「錯視」
でもちょっと無理があるか。 pic.twitter.com/dQnxgnbU7e
もう一回プラレール錯視に挑戦。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年2月27日
その後は普通に遊んでます。 pic.twitter.com/6EEPGpqhTS
この時点で、職場のお友達からプラレールを大量に寄贈される。(ありがとうございます!)
それによって、息子が遊んでいるのとは別に、自分でも遊べるようになったので、とりあえずこんなものを。
おはようございます。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月6日
今朝のプラレールは、プラレール幾何学模様。
一筆書きで一周してきます。
もう少し直径をとれば、立体交差で実際に走れるコースになるはず。
もはや家族は誰も興味を示してくれない。 pic.twitter.com/WDqy8ERwkm
これが予想以上にうけがよかったようで、いろいろリツイートされる。GIGAZINEでも紹介される。
プラレールに詳しい方々から参考になるコメントをもらう。
そして、とうとう実世界を離れてパソコン上での話。
おはようございます。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月7日
今朝のプラレールは、幾何学模様のもう一つのバリエーション。
実物でつくるのは大変だったので画像合成ですませてしまいました。。
1つのコーナーに5つの曲線レールを使用。
8と5が互いに素な数だからできる形。 pic.twitter.com/fuGNW2eaIW
プラレールも数学っぽい話ができるかと思い、気まぐれの問題設定。
よく考えると、aが8の場合の時は成り立たない設問ミス。
(プラレール数学)
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月8日
こんな問題はどうでしょう
「任意の自然数の組(a,b)ついて、n(aCbS) で表されるコースには、n <= 8 において閉じたコースが少なくとも1つはできることを示せ。」
注 n(aCbS) は1/8円弧をa、線分をbだけ接続したものをn個連結することを表す
プラレールが単なる幾何学模様へ。この時点では手作業で模様を作成。
直線レールをいくつ入れるかで、印象が全然ちがいますね。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月8日
実際に走らせるには、できるだけ長い直線部分が必要そう。 pic.twitter.com/byI4ZkmAUS
気分転換のカプラ(積み木)で面白い形ができたので、プラレールをくぐらせてみる。
輪っかができると、プラレールでくぐらせてみたくなるのが最近の傾向です。 pic.twitter.com/2vkVpvc0H3
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月9日
手作業で1つ1つ模様を作っていられないのでスクリプトを作成。
プラレールのレールを組み合わせて、一筆書きで1周してくるコースを出力するスクリプトできたー。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月10日
おやすみなさい。 pic.twitter.com/FvShsg4YXq
レールの向きも変えられるようになったことで、バリエーションが増える。
おはようございます。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月10日
左向きと右向きの曲線レールを入れられるようになったので、
この週末にでも、形の入力方法を整えて、一般公開しようと思います。
(プラレール用のスクリプト) pic.twitter.com/adIIqNftUp
一般公開。
プラレールの配置を画像として生成するアプリできました。
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月11日
楽しく使ってもらえればうれしいです。
改変も再配布も自由にしていただいて結構です。https://t.co/iq77nvMNnc pic.twitter.com/1Lk41eiYY7
なにやらよくわからない形を次々に作れるようになった。
よくわからないものまで、いろいろできます。https://t.co/iq77nvMNnc pic.twitter.com/CUKnuOdn6G
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月11日
もはや、プラレールが幾何学模様に抽象化されてしまって、万華鏡かスピログラフかのようなものに。
鉄道模型コースシミュレータ
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月12日
「ループ」にチェックが入っていると、画面に全体が収まるように自動で調整するようにしました。万華鏡のように、幾何学模様が次々に現れます。https://t.co/iq77nvMNnc pic.twitter.com/7q1AOttkBL
このアプリを研究室の卒業生が GitHub に上げてくれました。
研究室の卒業生@gam0022さんが、コースシミュレータをGitHubに上げて改良してくれました。https://t.co/Ro20db2iVX
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月15日
楽しいですね。
こういう気持ちをどう表現したらいいのかな。
教師冥利に尽きるというか、とにかく嬉しいです。
そして現時点での最新のものが分岐を作った遊び
プラレール
— Jun MITANI (@jmitani) 2016年3月17日
進化の系統樹(適当) pic.twitter.com/ZhyMdFq1V2
さて、今後はどうしよう??
このような一連の取り組みを、以下のサイトでまとめてもらっています。
今話題の幾何学模様のプラレールコースとは(五十嵐悠紀) - 個人 - Yahoo!ニュース
筑波大学の教授が鉄道玩具『プラレール』で制作した“幾何学模様”が美しすぎる! - Spotlight (スポットライト)