みたにっき@はてな

三谷純のブログ

会議スケジュール調整支援ツール

会議スケジュール調整支援ツールなるものを作って公開してからそろそろ1年。
今までメールで「都合の良い日時をは?」と質問して回答を集計する必要があったものがWeb上で簡単に確認できるようになったので、それになりに便利なツールと勝手に思っているのですが、1年間で約150件ほど使用されたようです。このツールを使って、集計の手間が10分短縮できたとすると、150x10/60=25時間分ということで、僕が開発に費やした時間分くらいは時間の節約に貢献できたのではないかな、と、これまた勝手に思っています。
実際に公開してからは、登録取り消し機能が欲しい、指定可能な時間帯を限定できる機能が欲しい、カレンダー表示して欲しい、などなど要望が上がっているのですが、前日の日記で紹介したページにあった以下の記述を引用して、実装しない言い訳としようかな。実際は、開発の手間と効果の比率の問題と、モチベーションの低下が主なんですけど(^^;

しばしば、ソフトウエアはバージョンアップするたびに、凝りすぎて、使いにくくなる。(その典型はX Windowであると言われる。)使いにくさの原因、「凝り」とは、要するになんだろう?なぜ設計者はそれに気付かないか?

ソフトウエアを道具として見なしている設計者は、あれもこれもできるように機能を増やしたがる。実際には使われない機能であっても、あるに越したことは無いと思う。
 ソフトウエアを特定の課題に対する一解決手段と見なしている設計者は、不急の機能は削るべきことを知っている。大きなソフトウエアは、技術の伝承や、方言的ヴァージョンの管理が困難になる。こうした人間関係上の問題からすると、不急の機能は害がある。