東京大学の舘さんがFlickrに載せている折り紙シミュレーションのCG画像がスゴイです。
http://www.flickr.com/photos/tactom/sets/72157594370508788/
いやー、綺麗だなぁ。と感心しつつ、レンダリングソフトには何を使っているのかなぁ、などと思っていたわけですが、
先日のコンベンションでお会いしたときに雑談で「OpenGLを使って表示しているだけですよ」なんて飄々と言うものですから、えっ!と驚いてしまいました。
「頂点に適当に計算した色を設定しているだけです」とのこと。
うむむ、、そうなのか、それだけでこれだけ綺麗になるのか。。
というわけで、Flickrの画像をウーンと睨んで、「頂点を挟む2辺の山谷(角度)と、面の法線の向きを考慮しているのだろう」という当たりをつけて、自分でも試しに実装実験してみました。
で、試行錯誤の末に得られた結果。
なるほどー。なんとなくそれっぽい結果を得ることができました。
特に下の4鶴の基本形など、以前に紹介した例(http://d.hatena.ne.jp/JunMitani/20070305)と比べると、かなり綺麗に見えます。
これはこれで、面白いアイデアなので、どこかで発表されないのでしょうか。>舘さん
(ただ、論理的な裏づけが困難なのと、数式1つで終わりな小ネタなので、論文にするのは難しいでしょうか。)
早速、Tesselationのレンダリング http://d.hatena.ne.jp/JunMitani/20070615
にも適用してみたいところですが、こちらはOpenGLを使ってチョイチョイというわけには行かないので、少し手間がかかりそうです。
そもそも、うまくいくかどうかもわからないですし。
# 追記 試してみましたが、やっぱりうまくいかなかったです。平面上での重なりは難しい。。