筑波大学の情報科学類の2年次に「情報特別演習」という授業があって、この授業では履修生が自ら取り組むテーマを決めて、教員の指導を仰ぎながら1年間かけてそのテーマに取り組みます。最終成果の口頭発表もあるので、卒業研究のお試し版のような感じ。
この授業を履修する学生は、アドバイザになってくれる教員を自ら選ぶのですが、実は私は今までこの授業のことをあまりよく知らずアドバイザにもなったことがなかったのですが、今年は急に4名の学生からコンタクトがあり、最終的に抽選で決まった2名の学生のアドバイザになることになりました。今年はオムニバス形式の授業で1コマ分の担当があったので、その時の話を聞いた学生が興味を持ってくれたようです。
さっそく取り組むテーマについて打ち合わせをしたのですが、二人とも非常にやる気に満ちた学生さんで、考えてきてもらったテーマも新規性があって面白そうでした。さらに技術力もかなり備わっているようで、これは今から楽しみです。大学2年の時点で、CGをやりたい、3Dを扱いたい、と積極的に働きかけてくるのですから立派なものです。やはり何事もやる気が一番。
今更ながら、この情報特別演習は面白い取り組みだと思いました。これだけでなく、私の所属している情報科学類は様々な実践的な取り組みが試みられているので、本当にプログラミング開発が好きな学生には思う存分、自分の能力を試し伸ばせる機会が準備されているものと思います。