「第8回折り紙の科学・数学・教育 研究集会」に参加してきました。
発表内容は次のとおり。
- 単純折りの万能性について
- オイラーの多面体定理と可展面
- 折り紙による作図:平面と球面との比較
- 剛体折り可能な四辺形メッシュ折紙
- 折紙パズル「平坦折り展開図」の作問
- 折り紙の決定不能性
今回はたまたま数学に関係した話が多かったのですが、私にとってはどれも大変興味深い話で楽しめました。
ちなみに、5番目の発表は私が行ったもので、以前のエントリでも紹介した、下図のような展開図を作る方法に関するもの。
この展開図は、線分で適切に山折りまたは谷折りすると、平らに折りたたむことができます。
今回、せっかくなので参加者の皆さんにもチャレンジしてもらおうと思って、新しく作ったこの展開図を印刷して会場に持参しました。
私自身は、正しくたたむのに5分以上かかったので、早くてもそれくらいはかかるだろうと思っていたのですが。。
よーいスタート。で一斉に折り始めてもらったところ、一番早い方は、なんと1分ちょっとでたたんでしまいました!
線分で折るだけでも1分以上かかりそうなものですが。。
そのすぐ後にも、たたみ終わった方が次々登場。
あまりのあっけなさに驚かされました。
この会に参加されるみなさんは、一般の人よりもはるかに紙を折る経験が豊富ですから、この程度の問題はあっというまに解けてしまうようです。
この問題のPDFファイルはこちらです。
是非チャレンジしてみてください。