みたにっき@はてな

三谷純のブログ

ネット配信

大学の講義をネット配信しようという試みがだいぶ本格的に動き始めているようです。
他大学の講義、ネットで受講 早慶など46校が連携(朝日)」
今に始まったことではなく、だいぶ前からも、インターネット上に大学を構築しようという試みは行われてきているようです。
WIDE University, School of Internet
小中学校などでは、人格形成などの側面からも人と人が向かい合って授業することに意味があるでしょうが、大学のように授業料を払って講義を受ける、というように純粋に知識の習得が目的の場合には、ネット配信型のオンデマンドの講義の方が利点は多いような気がします。
特に一般教養レベルの科目はどこの大学でも大差ない内容を教えているわけですから、多くの教師が同じような教材をゼロから作る無駄を省いて、完璧に優れた講義データを1つ作り上げ、それを共有した方が良いでしょう。一度作ってしまえば、次年度からはコストゼロで再利用ができてしまいます。
でも、そうすると教員の数は今ほど必要なくなってしまうわけで、教員にとってはあまり嬉しくないことなのでしょう。
そうは言っても、ネット配信が普及する時代の流れは変わらないでしょうから、大学の教員のあり方についても、いろいろ考えないとならないようです。