深谷昌之氏の個展「折りたたみペーパークラフト展」が4月7日から12日までの間、「千葉市民ギャラリーいなげ」で開催されています。
https://plus.google.com/events/cl9u7f29d7egu8bihqd9en7h8os
個展の名前を見ただけで「これは見に行かなければ!」と思い、さっそく展示会場へお邪魔してきました。
いざ行ってみると、上記のWebページで紹介されているような、面白い作品群がたくさん並んでいて、目移りしてしまいます。
「折り紙」とは違って、切り貼りをして形を作りますが、できた立体をパタンと簡単に折りたためて、それがまた、ピョコッと立ち上がったり、不思議な動きをする作品がずらりと並べられています。
と言っても、言葉では説明が難しいので、深谷さんがYouTubeで公開している動画を見るのが一番だと思います。
本当に面白いです。
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これ以外にもたくさんの動画が公開されています。
https://www.youtube.com/channel/UCPxGDUrRMbdbUVTdeM249GA
会場では、作者の深谷さん自ら、1つ1つの作品の特徴を丁寧に説明してくださって、とてもよい勉強になりました。ありがとうございました。
実際に触ってもよい、というのが素晴らしいです。手で押して、形がパタンと一瞬で閉じてしまう様子を体感できました。こればかりは、実際に触ってみないとわからないです。
私の折り紙は、基本的に「動かない」ので、パタンパタンと動く様は、とても刺激的でした。動きを伴う機構は、今後の制作に、ぜひ取り入れていきたいと思いました。
仕組みとしては、紙の歪み無しで成り立つ形の状態が2つあって、その間を紙の歪みを許して遷移する、というもの。紙は歪みのある場所から、歪みの無い状態に自然と落ち着くので、少しの力で、2つの形の間をスッと移動するわけです。
以前に「10年11月20日(土) 星型オブジェを折り紙で作る」で、1枚の紙を切らずに作れる星の形を紹介したことがありますが、これは「平らな状態」と「星形に盛り上がった状態」の2つが安定状態なので、パタン、ポコンと、2つの状態の間を簡単に行き来します。
何か、作ってみたくなってきた!
というわけで、とてもよい刺激を受けたのでした。