京都で開催された国際図学会(ICGG2010)に参加してきました。
今回は初めて origami のセッションがあり、国際的にも学術的な対象として折り紙が認知されてきたのかなぁ、と思いました。
origami セッションで行われた5件の発表の内容。
- 折り紙で3次元方程式を解く話
- オウムガイのようならせん形状を紙で作る話(切り貼りあり)
- 4次元の折り紙の話。3次元立体を4次元空間で折る。
- ミウラ折りや水風船の基本形を敷き詰めたパターンを、平坦折り可能性を維持しつつ変形する話
- ランダムに配置した頂点から平坦折り展開図を作る話
5番目は私の発表です。
で、らせんの形も工夫すれば、切り貼りしないで1枚の紙で作れるなぁ、とぼんやり思ったので、学会中に展開図を作図して、筑波に戻ってから実際に折ってみました。
切るのは輪郭線だけで、後は折るだけで次のような2つのらせんが含まれる模様を作れます。
展開図のPDFをこちら置きました。興味がありましたらどうぞ。
http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/dl/2010_mitani_two-spirals.pdf