香港に来て2日目です。
今日は Hong Kong Art Center にて、今後のワークショップの打ち合わせをしました。
事前の申し込みは大変好調で、定員30名で準備していたところに、45名を押し込んで、でもまだキャンセル待ちがあるそうです。定員増は想定外だったので、対応が大丈夫かちょっと心配ですが、まぁ、なんとかなるのでしょう。きっと。
日本語から中国語への通訳が入る予定なので、それほどたくさんは話せないでしょうから、これからスライドの内容を調整したいと考えています。
香港には日本語を学んでいる人や、日本語に興味がある人がたくさんいるので、「ネイティブの日本語を聞いてほしい」という配慮だそうです。その発想はなかったので、なるほど、と思いました。
また、アートセンターでは、持参した折り紙作品の一部をエントランスの一角とグッズショップの棚に展示させてもらいました。展示した直後に、スマホで作品1つ1つを写真に撮っている方がいて、さっそく興味をもっていただけたようで、嬉しい限りです。
その後、在香港日本国総領事館におじゃまして、大使に表敬訪問させていただきました。大変気さくに対談してくださいました。また、首席領事、広報文化部長にもご挨拶させてもらいました。
さらにその後、首席領事主催の夕食会にご招待いただき、香港特別行政区政府教育局の主席助理秘書長、副秘書長、首席教育主任および香港日本文化協会副主席の方々と交流をもたせていただきました。皆さん、STEM教育に大変熱心で、日本での教育の様子や、私の折り紙を教育に取り込むとしたらどのような可能性があるか、などの質問をいただきました。STEMとは Science, Technology, Engineering and Mathematics (科学・技術・工学・数学)の頭文字ですが、最近はこれに Art を入れた、STEAM教育の重要性が指摘されています。さらに、Reading を入れた STREAM 教育を考えるべきだという話もあって、香港での取り組みや問題意識などをとても興味深く聞かせてもらいました。教育の現場に立つ身としては、理念だけでなく現場の教員をとりまく環境の重要さも感じるところではありますが。
食事は、日本の食材と香港の食材をうまく組み合わせたもので、ワインは日本産のものをいただきました。細かいところまで、配慮がされていることを、とても感心しました。
ちなみに、香港教育局から参加された3名および、文化協会の方、みなが女性でした。食事後に挨拶に現れたシェフの方も女性でした。日本では普段、このような場ではスーツを着た男性ばかりですから、とても新鮮な感じがしました。改めて、日本における男女の平等について意識させられました。