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三谷純のブログ

文化交流使(4日目:香港)

香港4日目。

今日は兆基創意書院という香港の私立高校で、講演+ワークショップを行いました。

芸術系の高校ということで、いろいろな創作物にあふれた、素敵な校舎でした。

その中の、図書館内のスペースをお借りして、定員70名での開催となりました。

本に囲まれて、いい雰囲気の会場です。

 

約半数が、この高校の生徒さんで、残りは卒業生や一般の方だったそうです。

香港の折り紙コミュニティの1つである Hong Kong Origami Society の方も数名参加してくれて、ワークショップでは周りの参加者の手助けをしてくれたりして、とても強力な助っ人になってくれました。

 

折り紙の経験をそれなりに持っている人と、そうではない人の技術力の差はとても大きくて、70名という規模になると、経験者の手助けの有無で進行に大きな差がでます。話が脱線しますが、以前に金沢で折り紙のイベントがあったときにも、日本折紙学会のベテランが参加者の中にまじって、周囲の方の手助けをする算段で、上手に乗り切ったことがあります。

 

今回も、みなさん大いに楽しんでもらえたようでよかったです。

 

イベント終了後は、折り紙コミュニティの方に誘われて、夕食を一緒にしました。現地の料理屋さんで、本場の香港の料理をいただきました。円卓を12人でギュウギュウになって囲んで、ワイワイ賑やかな雰囲気の中で食事を楽しむことができました。

みなさん、作品を見せ合ったりして、折り紙は本当に有効なコミュニケーションツールだと実感しました。

 

宿泊先までは、こちらで折り紙をテーマとしたデザインで活躍している、折り紙作家の Kade Chan さんと、Chris Chu さんに送ってもらいました。途中、夜景スポットを案内してもらったりして、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

Kade Chan さんは、折り紙の創作、折り紙をモチーフとした展示物制作、バッグのデザイン製造販売など、精力的に活躍している若手のデザイナで、彼のWebページ (Hong Kong Origami Academy 香港摺紙協會) を見ると、その活躍の幅の広さに圧倒されます。今年の4月には、一度に1,073名に折り紙を教えたというギネス記録を作ったそうです!

 

今日は、香港の折り紙コミュニティを盛り上げている方々と大いに交流を持つことができました。