みたにっき@はてな

三谷純のブログ

文化交流使(12日目:マニラ)

今日は Metropolitan Museum of Manila を訪問し、講演とワークショップをしてきました。

 

名前から察するに、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館規模の大きな美術館を勝手に想像していたのですが、日本語にすればマニラ都立美術館ということで、そんなに大きな建物ではありませんでした。

 

現在、次の展示に向けての改装中ということで、残念ながら展示作品はあまり見ることができませんでした。改装中の1階は下の写真のような感じでした。こんな雰囲気は大好きです。

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例によって、午前中には、実際のイベントでスタッフとして協力していただける方々に対してレクチャーを行いました。

美術館のスタッフ数名と、フィリピンの折り紙コミュニティ(といっても、ほとんど組織化されていないそうです)の方3名が参加してくれました。後者の折り紙コミュニティの方は、初めての折り紙でも綺麗に仕上げてくれて、とても心強いと思いました。そのうちのお二人は親子で、なんとバスで48時間かけて、このイベントのために駆けつけてくれたとか。。頭がさがります。

 

美術館の方と一緒に昼食をとって昼休み。隣の中央銀行貨幣博物館を見せてもらいました。こちらは、貨幣博物館と言いながら、大昔のフィリピンから、スペインの植民地時代、アメリカの統治時代そして、日本の統治を経て独立するまでの歴史が丁寧に説明されていて、とてもよい勉強になりました。盛りだくさんな展示で、全部を見る十分な時間がなかったのが残念です。

 

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こんな素敵な空間(図書室)で昼食をいただきました

 

さて、午後は一般から募集した約70名の参加者が集まり、1時間程度の講演、そして、折り鶴と球体折り紙のワークショップを行いました。

こちらに来て同じようなこと4回目ということで、勘所は抑えて無事に終えることができました。

 

さすが美術館だけあって、作品は陰影が綺麗に見えるように展示できました。

そういえば、プロジェクターも今までで一番明瞭に綺麗に映って、書画カメラ越しのデモンストレーションも明瞭でわかりやすかったと思います。

 

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イベント終了後は片づけを済ませて、大使館に移動。

皆さんにご挨拶して、無事にマニラでの4回分のレクチャー・ワークショップを終えたのでした。

 

帰りは例によって渋滞にもまれて、ガックンガックンと揺られながらホテルに戻りました。今日は、それほどの渋滞ではなくて、1時間くらいの移動時間で済みました。

(昨日の15kmの移動に3時間半の渋滞は、さすがのマニラでも相当珍しいとのことでした。)

 

さて、ホテルの部屋に戻ってみると、ホテルから

「滞在期間が長いので、クリーニング代ディスカウントするよ。1kgあたり310円。3kg超えるなら 1kgあたり180円でいいよ(要約)」

というメッセージレターが!

Tシャツは200gくらいらしいので、それで計算すると3kg超えの場合は、1枚あたり36円になります。これまでのTシャツ1枚460円という値段設定はなんだったんだろう。

明日の朝に出せるもの全部だします!

 

あと、気になるのがホテルのビー。

昨日にゾウのタワーが登場して、今朝には大きな大きなゾウのぬいぐるみが登場。

そして今日の夕方にはゾウのステージができあがってました。

なんのイベントがあるのだろうか。。

 

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とても高いゾウのタワー

 

 

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今朝になったら大きなゾウのぬいぐるみが登場

 

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夕方にはゾウのステージが登場