文化交流使(14日目:マニラ)
マニラで終日過ごすのも今日で最後になりました。
昨日にクリーニングサービスに出した衣類は無事に綺麗になって戻ってきました(こればかり気になる)。
衣類20点で、重さは3.14kg(あ、円周率だ)。ディスカウント価格で347ペソ(約750円)でした。正規の料金と比べると、半袖シャツ1枚(370ペソ)よりも安い価格設定です。こちらに来て早々、正規料金でお願いしていたのは何だったんだろう。
さて、今日は土曜日ということでオフ日の設定ですが、大使館が主催するJAPAN FIESTA 2019 というイベントが近くのモールで開催されるということで、そちらに顔を出してみることにしました。
私のお世話をしてくださっていた田口さんも、このイベントの準備があって、連日忙しそうでした。そして、「参加者が少なかったらどうしよう。心配。」と言っていたので気になっていたのですが、オープン前からすごい行列ができていて、イベント中も押し合いへし合いの混雑、大盛況のようでした。
各ブースでは、日本の食べ物の紹介、ツアー旅行の紹介、着物体験、e-Sports体験などが行われいて、ステージでは吉本のお笑い芸人によるタガログ語のコント、和太鼓の演奏、現地歌手によるパフォーマンス、ピカチュウの登場など、大いに盛り上がっていました。
訪日フィリピン人の数はこの6年で6倍に増えて、昨年度には50万人を超えて東南アジア2位になったとか。日本に対する関心は大いに高まっているそうです。
下のグラフを見ると、その勢いの強さに驚かされます。
というわけで、今日は楽しいイベントに参加できました。
で、終わればいいのですが、実はイベント会場に行くために、マニラに来て初めてタクシーを使ったのですが、まぁ案の定トラブルになりました。
Twitterに書いたとおりですが、料金メーターを動かしてくれない、最初に言っていた料金の10倍をふっかけてくる。という感じで、旅行者あるあるな出来事に遭遇してしまったのでした。
マニラでの初タクシー。不安でしかなかったわけですが。案の定でした。。
— 三谷 純 Jun MITANI (@jmitani) November 9, 2019
運転手「65ペソでいいよ」
僕「料金メーターたてて」
運「これ、すごく高くなるから。65ペソでいいから」
何回かやりとり。
僕「ほんとに65ペソね。ほんとね。sixty fiveね!」
運転「着いたよ。650ペソね」
僕「…」
事前に相場を教わっていたのと、GPSアプリで現在地、目的地の場所がわかったので、それほど慌てずに、相場の料金だけ払って済ませてしまうことができました。
(過去を振り返ると、イタリアとアメリカで悪質な手口にあったことがあります。当時は携帯もなかったし若かったこともあって、みごとにしてやられたのですが。)
帰りは、大使館の方の移動に便乗して、ホテルまでご一緒していただきました。
明日はまた空港まで自力で移動しなくてはいけないので、お勧めいただいたアジア版UberのGrabを使ってみようと思っています。
さて、というわけで、フィリピン滞在も9日を数え、いよいよ明日にはマレーシアに移動です。今回の旅程8週間の4分の1が済んだことになります。まだまだ長い。。
フィリピンでは、とにかく「渋滞」と「暑さ」の印象が強烈なのですが、人の密度が高くて騒々しくて、いろいろ極端で、若さとエネルギーを感じる日々でした。
今日はタクシーでトラブルがありましたが、フィリピンのこれまでの歴史(スペインによる過酷な植民地時代、アメリカによる統治。第二次世界大戦への巻き添えなど)や、現在の格差や貧困の問題を考えると、運転手さん個人を一概に非難するわけにもいかないなぁと複雑な気もするのです。
ただ日本と違って、これから人口が大いに増えることが予想され、GDPも伸び、様々なインフラ整備も予定されていることから、将来の希望に満ちた国だと感じました。また10年後、20年後に訪れてみたいです。