みたにっき@はてな

三谷純のブログ

文化交流使(38日目:バンコク)

国際交流基金センターの会議室で、午後7時からの講演・ワークショップを行いました。それまでの間は自由時間だったので、あちこち散歩してみたり、センターの図書館でしばらく漫画などを読んで過ごしたり、ずいぶんとのんびり過ごすことができました。

 

今日は、一般公募による希望者の参加だったので、皆さんモチベーションが高く、熱心に聞いてくれたのがうれしかったです。とくに、ずっとニコニコ、うんうんとうなずきながら聞いてくれる方の存在は、講演する立場からすると、本当に救われます。ありがたいことです。

 

 

 

文化交流使(37日目:バンコク)

午前に国際交流基金バンコクセンターを訪問。センターの皆様に挨拶させていただき、持ってきた折り紙作品を展示させていただきました。とても綺麗な建物で、図書室も広く近代的でした。

 

その後はフリータイム。ということで、かなり久しぶりに自由に街中を歩き回ることができて、とても健康的な一日でした。これまでの滞在国では、安全のために外出や遠出を控えるように言われることが多く、目的地と宿泊地の往復ばかりでしたので、自分の足で自由に移動できる楽しさを久しぶりに感じました。暑かったですけど。。

結果的には12kmくらい歩いて、地下鉄で戻ってきて、タイ式マッサージを受けて。と、久しぶりに観光気分で過ごさせてもらいました。

 

夕方、国際交流基金の皆さんと夕食をご一緒させていただきました。ありがとうございました。

 

今日はよいリフレッシュになりました。

文化交流使(36日目:バンコク)

午前にニューデリーの空港から、タイのバンコクへ向けて出発しました。

空港はいつになく混んでいて、出国の手続きなどで1時間以上待ちましたが、問題なく搭乗。

約3時間ほどのフライトで無事にバンコクに着きました。

時差で、バンコクの方が2時間半進んでいるので、あっという間に夕方です。

入国はスムーズに済んだのですが、荷物が出てくるのに30分ほど待つことになりました。その後、無事に国際交流基金の方にお会いすることができました。

バンコクでの宿泊先は、国際交流基金のセンターの近くで、とても賑やかな都心です。バングラデッシュ、インドと移動してきたものですから、クラクションがほとんど聞こえない! 広い道路に車線があって、みんな車線に沿って走っている! という当たり前のことに感動します。近くのショッピングモールには、大戸屋、てん屋、など日本のチェーン店が入っていて、またまた感動しました。久しぶりに、日本と同じ文化圏に戻ってきた気がします。

 

文化交流使(35日目:ニューデリー)

今日は国際交流基金の建物内でワークショップを行いました。参加者の多くは初日の講演を聞いた人たちと重なるということだったので、急遽、これまでの作品紹介とそれらの設計手法のデモンストレーションを行うことにして、実際にソフトウェアを作って形を3Dで表示する様子を幾通りか見ていただきました。また、ワークショップでは千代紙を使って鶴を作ることと、いつもの球体の体験をしてもらいました。折り紙コミュニティの方も多いということで、これまでに鶴を作った経験のある方も結構いたのですが、日本の千代紙を使って折る経験は初めての方が多かったようです。普通の折り紙とは異なる質感を楽しんでもらえたのではないかと思います。

イベント自体は、とても楽しんでもらえたようで、終わった後の写真撮影やサインの希望がいつになく多かったです。

 

その後、1週間置かせてもらった展示作品を撤収して、インドでの仕事はこれで終わり。体調的に心配な面もありましたが、無事に終えることができてホッとしました。

 

一区切りした後で、国際交流基金の企画による日本映画の上映を一緒に観に行かせていただきました。今年は細田守監督の映画を上映するということで、本日は「おおかみこどもの雨と雪」が上映されていました。まさかインドに来て、約7年ぶりにこの映画を見ることになるとは思わなかった! 日本から遠く離れた異国の地で見る日本の美しい自然の風景と二人の子供の成長、そして雨の別れのシーンに涙腺がうるんでしまいます。。

 

その後、最後の夕食を所長にご馳走になり、無事にホテルに戻ってきたのでした。

今日も充実した一日を過ごさせていただきました。お世話してくださる皆さんに、本当に感謝しかありません。

 

さて、今日は11月の最終日ということで、文化交流使としての活動の中間報告のタイミングです。

日々の活動の様子はこのブログで紹介している通りですが、ざっと集計するとこれまでの35日間で、5か国7都市を訪問し、22回の講義・ワークショップを行いました。受講生の総数は約1200名。大使館、領事館、国際交流基金や現地校の先生方など、ご挨拶させていただいた方は約100名になります。

フライト7回。新聞取材3回。TV出演1回(それ以外にも媒体がよくわからない取材もあったけど)。領事館などにお呼ばれしての会食4回。現地折り紙コミュニティとの食事会3回。(体調を崩した日 約3日。キャンセルになった講演など0回。)

数字にできる情報はざっとこんな感じです。がんばりました!

個人的にはクリーニング代の総額とか、空港で過ごした時間の合計とか気になるところですが、もうよくわからないので集計しません。

 

明日の朝には、6か国目のタイへ移動です。残り3週間!

 

文化交流使(34日目:ニューデリー)

昨日ずっと大人しくしていたこともあって、今朝は元気な状態で目を覚ますことができました。昨日の大半をベッドの上でウツラウツラしながら過ごしたので、夜に寝れなくなると困るなぁと心配していたのですが、ふつうに9時間くらい熟睡できたので、やっぱり疲れがたまっていたようです。

今朝はいつも通り朝食をとって、準備を整えて、元気に出発しました。

本日の目的地は、インド工科大学(デリー校)。インド工科大学(Indian Institute of Technology)は、米国のMITと比較されることも多い、インド一番の理系の大学です。こんな大学で講義ができるとは大変名誉なことでもあるので、ちょっとテンション高めで頑張りました。大学院生も多いということだったので、内容も最近の研究トピックなどを含めるようにしました。

みなさんとても興味深く聴いてくださり、するどい質問もたくさんいただきました。私にとってもよい刺激になりました。

 

昨日のメールで、ずいぶんと不調を訴えたので、多くの方に心配をおかけしましたが、今日はすっかり楽になりましたので、どうぞご心配なく。自分でも意外と回復するもんだなぁと感心しているところです。ですが、気を抜かず、残り3週間ちょっと、がんばります。

文化交流使(33日目:ニューデリー)

幸い今日は予定の入っていないオフの日だったので、宿泊先の部屋の中で大人しくしていました。朝食の時以外は本当に外に出ないで、昨日に頂いた食べ物を少しずつ食べて、あとは本当にベッドの上でした。普段は、こんな風に何もしないでいるとソワソワしてきて、外に行きたくなるものですが、そういう気持ちにはならなかったので、やっぱり、いろいろ疲れていたのかなと思います。

おかげで、夕方以降になって少し体が軽くなった気がします。

 

先日にコルカタで取材を受けたときの様子が新聞で紹介されたそうです。

ぜんぜん読めないですが、ベンガル語らしいです。

 

画像

文化交流使(32日目:ニューデリー)

昨晩から喉と頭が痛くて、今日はつらい中での講義となりました。

場所はPearl Academyというファッション系の専門学校。頭がズキズキするので、今までになく、省エネモードでのトークだったような気がしますが、それでもどうにかワークショップまで終えて、午後はホテルに戻って布団をかぶって寝てました。

おなかを壊す系は想定していましたが、頭痛は想定外。とりえあず横になるのが一番と思っていましたが、窓の外からは大音響の音楽と歌声が聴こえてきて、なんだか全然休まる感じではありませんでした。あと、寒い。。今の時期は結構、デリーも寒くなるのですが、部屋に冷房しかないので暖をとることができません。

ああ、日本を出てから4,5週目のバングラデシュとインドはつらいです。

 と、かなり弱気なことを書きましたが、まだこうしてブログを書けているくらいには元気にしています。

その後、こちらでお世話になっている方々に、おかゆやおにぎり、緑茶、果物などの差し入れをいただきました。多くの方に支えていただいています。ありがとうございます。