みたにっき@はてな

三谷純のブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

つくばエキスポセンターでの企画展と学芸員さんの仕事

今日から科学技術週間ということで、全国の科学館などで、多くのイベントが催されるようです。 stw.mext.go.jp つくばには、駅から徒歩5分の場所につくばエキスポセンターという科学館があります。 つくばエキスポセンター ここでは現在、「3次元のかたち ~…

ミームデザイン学校でのペア授業

昨年度に、ミームデザイン学校で授業を受け持たせていただいたご縁から、今日は学校主催の花見のお誘いをいただいていました。あいにく出席かなわず残念に思っています。 そのようなわけで、今回はミームデザイン学校について紹介してみたいと思います。 MeM…

折り紙を研究する「日本折紙学会」の紹介

今日は月に1回開催される、日本折紙学会の運営会議に遠隔で参加しました。 自分でも改めて驚くのですが、私は今年で3年3期、足掛け9年に渡って日本折紙学会の評議員を務めてきました。 規約上、今年が連続して評議員を務めることができる最後の年となりまし…

4月はじめの人事異動について

毎年、年度初めは人事異動の季節です。 4月から新しい部署に配属され、今も新しい仕事内容に四苦八苦している方も多いと思います。 大学の様子を見てみると、事務職員の方々の異動はとても多く、いつの間にか担当者が変わっていたりします。さすがに教員が別…

人工知能が私たちの考えに影響を与えるとき

昨日のエントリでは、内閣府がまとめた「人工知能と人間社会に関する懇談会 報告書」を紹介しました。 人工知能と人間社会に関する懇談会 報告書(内閣府)の紹介 - みたにっき@はてな 内容の紹介だけで済ませてしまったので、それこそ今の要約文の自動生成…

人工知能と人間社会に関する懇談会 報告書(内閣府)の紹介

内閣府では、人工知能(AI)技術の目覚ましい進歩を踏まえ、AIが社会に与える影響について検討を行った報告書を、今年の3月にまとめています。 www8.cao.go.jp ちょうど最近、ネット上では総務省の進めている人工知能の開発ガイドラインの策定が話題になって…

共同研究と、「折り紙は高くつく」という話

今日は遠方よりお越しいただいた企業さまと、共同研究について話をさせていただきました。 大学の台所事情が厳しい昨今、企業との共同研究による研究予算の獲得が、これまでにも増して重要となってきています。 アメリカの大学では、数億円と言う単位で企業…

読書の記録「サピエンス全史」

最近話題になっている、サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ著)を上下巻セットで購入して、この週末に読んでいました。 サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/…

短編ドラマ「オリガミの魔女と博士の四角い時間」の紹介

先月に、NHKのEテレにて「オリガミの魔女と博士の四角い時間」という短編ドラマが、各回15分で全4話放映されました。 www4.nhk.or.jp 折り紙の設計と創作をメインに据えた内容でありながら、子供と大人が一緒になって楽しめる優れた番組でした。 土曜日の深…

太平洋側から地球を眺めると海ばかりしか見えないという話(2)

前回のエントリ 太平洋側から地球を眺めると海ばかりしか見えないという話 - みたにっき@はてな で、 「見渡す限り海しか見えない、地球表面から最も離れた場所はどこか」 という問題を考えたら面白のではないかと思ったので、考えてみました。 つまり、下…

太平洋側から地球を眺めると海ばかりしか見えないという話

読売KODOMO新聞で、太平洋側から地球を眺めると、ほとんど海しか見えない、という話が紹介されたので、Google Earth で確認してみたところ、ホントに海ばかりに見える場所がありました。 図中の★の印の裏側に日本があります。 こうしてみると、まるで海しか…

内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議」というところ(2)

前回のエントリ 内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議」というところ - みたにっき@はてな では、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)について簡単な紹介をしました。 私自身は、国立大学の教員がCSTI内に席を置く、フェローという立場で昨年…

内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議」というところ

2016年の8月1日より、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議という部署に週に3日の割合で出勤させていただいています。年度の切り替えということもあり、ここで1つ、科学技術イノベーション会議について簡単に紹介してみます。 (以下の説明は三谷個人の…