文化交流使(56日目:ハノイ)
いよいよ今日が、文化交流使としての派遣期間最終日です。
午前に国際交流基金センターで講演とワークショップを行い、これまでの8週間にわたる勤めを無事に終えることができました。
ワークショップでは、現地のベトナム折り紙グループの方々が手伝ってくれたので、とても心強かったです。
これで、これまでの8週間、8か国12都市を訪問し、あとは日本への帰国を残すばかりとなりました。
当初は厳しいスケジュールだなぁと思い、いざ旅に出てみると、案の定、道半ばでは体調を崩し辛いこともありましたが、でも今になって振り返ると、やってできないことはない、ちょうどよい難易度の設定で、さすが文化庁、もしかして全部お見通しだったのではないかとさえ思えてしまいます。(本来は私自身でスケジュールを決めなくてはいけないところ、なかなか決めるのが難しかったので、文化庁よりご提案いただきました)
とくにバングラデシュ、インドは香辛料と油で胃腸をやられたように思いますが、この2か国がなかったら、たぶん平穏すぎたと思いますから、やっぱり行ってよかったと思います。日本とは大きく異なる文化、環境を肌で感じることができました。
全部で35回の講演・ワークショップを行い、約1900名の参加者に対して、折り紙の話をすることができました。
各会場でご挨拶し、お世話になった方々を含めると2000名を超えそうな感じです。
これまでに15回飛行機に乗り、12のホテルを渡り歩いてきました。
よく頑張ってきた気がします。この期間を通して、お会いした方々になにか少しでも残してくることができたなら、とても嬉しく思います。
まだ日本への移動が残っていますが、今回の派遣を支えてくれた皆さんに、こころ感謝申し上げます。