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みたにっき@はてな

三谷純のブログ

研究

共同研究と、「折り紙は高くつく」という話

今日は遠方よりお越しいただいた企業さまと、共同研究について話をさせていただきました。 大学の台所事情が厳しい昨今、企業との共同研究による研究予算の獲得が、これまでにも増して重要となってきています。 アメリカの大学では、数億円と言う単位で企業…

先週いっぱい、アメリカのRenoで開催されたCAD Conferenceに参加してきました。 会場のあるホテルにほぼ缶詰め状態だったので、密なコミュニケーションをとることができ、いろいろ有益な情報を得ることができました。 海外出張は、どちらかというと苦手なの…

3次元形状計測

埼玉県産業技術総合センターを訪れ、3次元デジタイザ COMETを使用させていただきました。 測定自体はスムーズに終わったのですが、その後の後処理(複数画像の接合、ノイズ除去、穴埋めなど)に意外と時間がかかり、下の画像のようなものを作るのに2時間強か…

東京工業大学で開催された第4回「計算力学援用による折紙工学の推進とその応用に関する調査研究分科会」に参加。 今回は宇宙服の話や飛行船の話などを聴講することができ、とても興味深いものでした。 工学系の研究会ですから、折り紙の理論を産業に応用しよ…

さきがけ研究の領域シンポジウムに出席し、ポスター発表してきました。同じ場所でポスター展示されていた方の研究もいろいろ見て回ることができました。ボーカロイドの機能を大幅に拡張して、よりリアルな歌声を自動で生成する研究について、詳しく話を聞く…

折紙研究

大学時代の出身研究室で、折紙の研究で修士論文を書いている学生がいて、その発表練習に参加させてもらいました。 研究の内容は、びゅんびゅんバネの構造を解明しようというもの。 これは紙で実際に作れるけれど、数学的なモデルではどうしてこのような形に…

東工大で行われた「計算力学援用による折紙工学の推進とその応用に関する調査研究分科」なるものに初参加してきました。 思った以上に多くの方が参加されていて驚きました。私は今までの研究を広く浅く、話題提供という位置づけで話をさせてもらいました。 …

ORIPA

ORIPAに実装してからだいぶ経ちますが、重い腰を上げてようやく「展開図から折りたたみ後の形状を推定する」アルゴリズムに関する論文を書きました(まだ投稿してないですが)。 先日のドイツへの出張中の時間を使って7割がた仕上げ、U先生にProof Readをお…

ICGG2008

ICGG2008(国際図学会)が閉幕し、後4時間後の早朝5時半にホテルを経つ予定です。 時差ボケ解消のために徹夜で起きていて、そのまま飛行機の中で寝続けようと思っているのですが、そろそろ眠くてクラクラしてきたので、日記などを書いてみたり。 発表の方は…

招待講演

来週のドイツへの出張では、INTERNATIONAL CONFERENCE ON GEOMETRY AND GRAPHICSという図学の国際会議に参加してきます。 今回、初めて海外からの招待講演のお声がかかり、折り紙の研究について話をしてきます。英語で。。 まだ全然発表資料が整っていなくて…

曲線折り

曲線の折りを含む、曲面的な折紙の造形に関しては、ハフマン符号で著名なDavid Huffman氏による作品が有名ですが(例えばこちら)、このような造形を実際に行おうとすると、かなり難しいです。 曲面を含む意図した形を1枚の紙を折るだけで、実現するにはどう…

Cubigami

先日の日記に書いた「1つの展開図から異なる箱が作れるパターン」がとっても面白いと思い、自分なりにプログラムを作って、他にもパターンが無いか探してみることにしました。 その結果、1つの展開図から2つの箱が作れるパターンは結構たくさん見つけること…

幕張メッセで開催された第4回デジタルコンテンツシンポジウムの授賞式に出席し、昨年の発表でいただいた船井賞の賞状を頂いてきました。1年前の発表に対するもので、なおかつその発表自体はそれ以前の仕事をまとめたものなので、ずいぶん過去の仕事を評価し…

萌え領域とCG及びCG一般

グラフィクスとCAD研究会の今年の夏の集中研究集会のテーマが、「萌え領域とCG及びCG一般」だったりして、スラッシュドットで話題になったりしてます。 募集の趣旨は次のような感じ。 CGはメディアからサブカルチャーの領域まで深く浸透しています。 中でも…

舘氏のOrigamizer

未踏プロジェクトの1つとして舘氏によって開発された、折り紙用の展開図を自動生成するアプリケーション「Origamizer」が公開されたようです(こちら)。 これは、任意のmanifoldな多面体を折り紙で実現してしまうという野心的な試みを実現した、画期的なソ…

3Dプリンタ

コンピュータでデザインした仮想的な立体形状を、実世界に出力してくれる夢のような装置、3Dプリンタ。 以前はビックリするほど高価で、いったい誰が何のために使うのだろうかと思っていましたが、最近ではだいぶ値段も下がってきたようで、あちこちの研究室…

片柳コンピュータ科学賞

折紙の研究で著名なErik D. Demaine氏が、2008年片柳コンピュータ科学賞を受賞され、5月23日に東京工科大学にて受賞記念講演会が開催されるそうです。 詳しくは http://www.teu.ac.jp/information/2008/009913.html に掲載されています。 「コンピュータ科学…

出張準備

Eurographics 2008という国際会議に行ってきます。 今回はShortPaperが通ったので、発表スライド、FastForward(スライド1枚の簡単な研究紹介)、そしてポスターと、準備すべきものが多かったです。直前まで結構バタバタしてました。発表練習が全然できてい…

ORIPA更新

久しぶりにORIPAの更新版を公開しました。 簡単なフォーマットの展開図情報のインポートと、折りたたみ推定後の情報の出力機能が追加されています。 出力される情報には、折りたたみ後の頂点座標と面の重なり関係を表す行列が含まれるので、これをもって、折…

デザインインタフェースプロジェクト研究所オープン

科学技術振興機構 ERATO型研究 デザインインタフェースプロジェクトの研究所が新しく文京区白山にオープンしました。 いよいよ新しい研究プロジェクトがスタートです。 本格的な取り組みが始まるには、まだ若干の準備が必要そうですが、私も研究推進委員とい…

GCAD研究会

運営委員をやらせていただいているグラフィックスとCAD研究会の第130回研究会が東大の柏キャンパスで開催され、それに出席してきました。 柏キャンパスに行くのは初めて。広い敷地にピカピカの研究棟が立ち並び、立派なキャンパスでした(食堂も奇麗でSuica…

論文投稿

Eurographics Short Paperの最終原稿を仕上げて投稿しました。 締切2日前のギリギリで投稿。直前に結構バタバタしました。ちなみに、dvioutで "Failed to make @tmp$.@@@ by the command" というエラーが大量発生して悩んだのですが、これはEGの標準フォーマ…

打ち合わせ

4年生の卒論テーマとして取り組んでいる「個人用の衣服人台形状の生成」に関係する企業さんが来学してくださり、3時間ほどミーティングしました。 お互いに情報交換という位置づけで、いろいろ話ができ有意義でした。 さて、ここで問題解決すべきテーマを共…

合宿

研究関係で2泊3日の合宿ミーティングがありました。今までとは密接に関係を持っていなかった少し分野の異なる研究者の方々と「なぜその研究をするのか」というような深いところでの議論をすることができ、非常に有意義でした。自分の今までやってきたことを…

Eurographics ShortPaper

CG関連の学会としてはSIGGRAPHに次いで権威がある(と思う)EurographicsのShortPaperに投稿していた折紙のレンダリングに関する論文が無事に採択されました。 予定日を過ぎても通知が来ないなぁ、なんて思っていたら、迷惑メールフォルダに自動振り分けされ…

折り紙の研究集会

東京の白山で行われた「第3回折り紙の科学・数学・教育 研究集会」に参加してきました。 ミウラ折りの三浦先生はじめ、川崎ローズの川崎先生、「悪魔」の前川さん、折り紙チャンピオンの神谷さんなどなど折り紙の世界を代表する方々が出席され、さらには「Ge…

一緒に研究を行ってくれる方を募集しています

五十嵐健夫先生が組織する研究プロジェクト「五十嵐デザインインタフェースプロジェクト」が2007年12月から2013年3月までの5年間、遂行されることとなりました(五十嵐先生は、言わずと知れたインタフェース分野における若手の第一人者であり、特にスケッチ…

領域シンポジウム

東大の小柴ホールにて開催の領域シンポジウムに参加。僕自身はポスター展示だけだったので割りと気楽なものでしたが、最終報告および中間審査を兼ねた発表があった方々は大変だったことでしょう。 ポスター展示では、興味を持っていただいた方からいろいろ質…

顔の折紙

目黒氏にいただいた顔の折り紙(その2)の展開図をORIPAに入れてみました。 これもうまく折れたようでホッとしました。平坦に折りたたまれるものについては、ほぼ問題無さそうです。 今回は、この作品の展開図をORIPAで修正して、2通りの顔を作ってみました…

Rigid Origami Simulation

舘さんの剛体折紙シミュレータがついに公開されたようです。 http://d.hatena.ne.jp/tactom/20070928 舘さんの剛体シミュレータは国内より海外で有名っぽいので、この登場を待ち焦がれていた外国の折紙愛好家が多いのではないでしょうか。 (と、思っていた…

ORIPA0.29

ORIPAのバージョンアップ版を公開しました。 折りたたみ前に、入力された展開図に問題が無いかチェックするためのWindowを1つ追加しました。 当初はシンプルなアプリケーションを目指していたのですが、なんだかんだ開発を進めていくと、やっぱりだんだん複…

顔の折紙

目黒氏に顔の形の折紙作品をいくつか教授いただき(ありがとうございます)、その中の1つが平坦に折りたためるものだったので、ORIPAで折りたたんでみました。 元の紙が正方形ではないのですが、完成形の推定は無事にうまくいったようです。 展開図からも、…

研究交流サロン

研究の打ち合わせのために、秋葉原にあるつくば市東京事務所・研究交流サロンを初めて利用させていただきました。できたばかりのピカピカのビル、秋葉原ダイビルの中の一室で、つくば市が研究交流のために公開しています。プロジェクタも借りることができて…

折紙レンダリング

先日の日記で、折紙に色を着けたレンダリング結果を示しましたが、折紙といえば千代紙?と思い立って、テクスチャをつけてみました。やっぱり絵柄が入ると華やかです。 ↓上の図を裏から見た様子 ↓他の例題

来客

北陸先端科学技術大学院の上原先生がお仕事のついでに、筑波大学まで来てくださいました。 上原先生も最近折り紙の研究に関心を持っているそうで、お互いの情報交換という位置づけで、4時間近くにわたって楽しい研究紹介の時間を持つことができました。 メー…

ここ数日の研究開発の成果を盛り込んで、新しいORIPAを公開しました。 ORIPAのページはこちらです。 http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/pukiwiki-oripa/index.php是非お試しください。 # ORIPAのページはWikiとして誰でも編集できるようにしていたのですが、し…

続:折紙研究

例によってしつこいですが、その後も動作検証を行っていて、面白い発見があったのでご報告。 下の展開図から折りあがる「ブタ」の作品では、面の重なり順が全部で144パターンあることがわかりました。 最初はプログラムのバグかと思ったのですが、目黒氏のプ…

折紙研究

せっかく折紙の表と裏の両面が現れる作品については紙の色を設定したほうがそれっぽいかと思い、片面にだけ色を付けてみました。 展開図自体は慣れれば数分で作図できるので、それからこのようなイメージが自動的に生成できるのは、それなりに便利なのではな…

折り紙研究

与えられた折紙の展開図から、折りたたみ後の形を推定する研究を行っているのですが、今日はプログラミングをする時間がたくさん取れたので大きな進展がありました。 ほぼ現実的な時間でかなり複雑なものでも(面の重なり順にループを持つものでも)全ての解…

正多面体、準正多面体、ザルガラー多面体

こちらの「正多面体、準正多面体、ザルガラー多面体、mxico」のページに各多面体の頂点データ(全133種類)が公開されているのを発見。ただ、あまり一般的でないフォーマットのようなので、それらをOBJ形式に変換してこちらに作成したページで公開させていた…

GCAD研究会優秀研究発表賞

先日に広島で行われたGCAD研究会で発表した内容が「グラフィックスとCAD研究会優秀研究発表賞」を受賞したとの知らせがありました(授賞式は来年度になるので、まだだいぶ先です)。 他の発表の多くが学生によるものだったので、経験の違いと言うか、年の功…

Ambient Occlusion

先日のGCAD研究会では、平織りのイラスト調レンダリングについて話をしたのですが、その際に「Ambient Occlusion」をうまく使うとリアルな結果が得られるのではないか、というアドバイスをいただきました。 恥ずかしながら Ambient Occlusion の概念を知らな…

グラフィックスとCAD研究会

グラフィックスとCAD研究会の夏の集中研究集会に参加してきました。 年に一回の、缶詰状態での合宿です。ネットに繋がらないくらいの山の中で、携帯電話のバッテリーも切れてしまって、その分だいぶ発表会に集中できました。 私自身の研究発表は、以前の日記…

折りたたみ工学

折紙の研究をしています。と言うと、反応は人それぞれなのですが、やっぱり「折紙」というキーワードで思い浮かべるものは折鶴であったり、ヤッコさんであったりするところの所謂「伝承折り」であって、なかなかそれが研究の対象になりうるということをイメ…

GCAD研究会

第127回GCAD研究会が本日筑波大学で開催され、無事に終えることができました。 約40名の方に参加していただき、会場の席はほぼいっぱいとなりました。閑散とした会にならずにホッとしました。 多くの方のご参加に感謝いたします。また、受付業務など行ってく…

折紙設計手法

折紙の設計支援ツールとしてLang氏が作成したTreeMakerというものがあります。 とても便利なツールですが、これがあればどんな形でも簡単に作れるわけではなくて、やはり折紙の展開図と折りたたまれた後の形の関係を理解していないと使いこなすのが困難です。…

続:折り紙風レンダリング

一度手をつけたものは一気にやってしまわないと落ち着かない性分なので、昨日に引き続き今度は平坦に折りたたまれ、なおかつ重なり順にループを持つTesselationにチャレンジしてみました。 昨日用いた立体的な形をレンダリングするアルゴリズムは全然だめだ…

折り紙風レンダリング

東京大学の舘さんがFlickrに載せている折り紙シミュレーションのCG画像がスゴイです。 http://www.flickr.com/photos/tactom/sets/72157594370508788/ いやー、綺麗だなぁ。と感心しつつ、レンダリングソフトには何を使っているのかなぁ、などと思っていたわ…

続々々:Paper Mosaics

ちょっとしつこいですが、本日も紙とパソコンと苦闘した結果、なんとなくそれっぽいものが得られることが確認できました。 ということで、ここしばらく続いたOrigami Tesselationマイブームもこれにて終了。

続々:Paper Mosaics

昨日の成果をとりあえずどこかで発表しよう、ということで、応募締め切りがちょうど明日になっている第128回GCAD研究発表会で発表することに決めてしまいました。 この手の内容は、どの研究会で発表するのが妥当なのか、毎回悩むところですが、でもまぁ今回…