みたにっき@はてな

三谷純のブログ

折紙

顔の折紙

目黒氏に顔の形の折紙作品をいくつか教授いただき(ありがとうございます)、その中の1つが平坦に折りたためるものだったので、ORIPAで折りたたんでみました。 元の紙が正方形ではないのですが、完成形の推定は無事にうまくいったようです。 展開図からも、…

折紙レンダリング

先日の日記で、折紙に色を着けたレンダリング結果を示しましたが、折紙といえば千代紙?と思い立って、テクスチャをつけてみました。やっぱり絵柄が入ると華やかです。 ↓上の図を裏から見た様子 ↓他の例題

ここ数日の研究開発の成果を盛り込んで、新しいORIPAを公開しました。 ORIPAのページはこちらです。 http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/pukiwiki-oripa/index.php是非お試しください。 # ORIPAのページはWikiとして誰でも編集できるようにしていたのですが、し…

トトロ

ゼミの学生が「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」のお土産として、トトロの折り紙をプレゼントしてくれました。 折り図(折り方の説明図)は無くて、印刷された折り線と番号だけをヒントに折りあげる、という珍しいものでした。 まさに今はまっている展開図折りで…

続:折紙研究

ここ数日の日記に名前が何度も登場している目黒氏が、たまたま近くに仕事でいらしているということだったので、本日の仕事後にお会いすることができました。 以前はネット上で名前をお見かけする程度だったのですが、それがメールをいただけるようになって、…

続:折紙研究

例によってしつこいですが、その後も動作検証を行っていて、面白い発見があったのでご報告。 下の展開図から折りあがる「ブタ」の作品では、面の重なり順が全部で144パターンあることがわかりました。 最初はプログラムのバグかと思ったのですが、目黒氏のプ…

折紙研究

せっかく折紙の表と裏の両面が現れる作品については紙の色を設定したほうがそれっぽいかと思い、片面にだけ色を付けてみました。 展開図自体は慣れれば数分で作図できるので、それからこのようなイメージが自動的に生成できるのは、それなりに便利なのではな…

折り紙研究

与えられた折紙の展開図から、折りたたみ後の形を推定する研究を行っているのですが、今日はプログラミングをする時間がたくさん取れたので大きな進展がありました。 ほぼ現実的な時間でかなり複雑なものでも(面の重なり順にループを持つものでも)全ての解…

Ambient Occlusion

先日のGCAD研究会では、平織りのイラスト調レンダリングについて話をしたのですが、その際に「Ambient Occlusion」をうまく使うとリアルな結果が得られるのではないか、というアドバイスをいただきました。 恥ずかしながら Ambient Occlusion の概念を知らな…

折紙設計手法

折紙の設計支援ツールとしてLang氏が作成したTreeMakerというものがあります。 とても便利なツールですが、これがあればどんな形でも簡単に作れるわけではなくて、やはり折紙の展開図と折りたたまれた後の形の関係を理解していないと使いこなすのが困難です。…

続:折り紙風レンダリング

一度手をつけたものは一気にやってしまわないと落ち着かない性分なので、昨日に引き続き今度は平坦に折りたたまれ、なおかつ重なり順にループを持つTesselationにチャレンジしてみました。 昨日用いた立体的な形をレンダリングするアルゴリズムは全然だめだ…

折り紙風レンダリング

東京大学の舘さんがFlickrに載せている折り紙シミュレーションのCG画像がスゴイです。 http://www.flickr.com/photos/tactom/sets/72157594370508788/ いやー、綺麗だなぁ。と感心しつつ、レンダリングソフトには何を使っているのかなぁ、などと思っていたわ…

Origami USA Convention

ニューヨークで開催されたOrigamiUSAのコンベンションに参加してきました。 今まで様々なコンベンションに参加してきましたが、これだけ中身の濃いものは初めてで、 まさに折り紙三昧な日々を過ごしてきました。 今まで知らなかった多くのことを学ぶことがで…

続々々:Paper Mosaics

ちょっとしつこいですが、本日も紙とパソコンと苦闘した結果、なんとなくそれっぽいものが得られることが確認できました。 ということで、ここしばらく続いたOrigami Tesselationマイブームもこれにて終了。

続々:Paper Mosaics

昨日の成果をとりあえずどこかで発表しよう、ということで、応募締め切りがちょうど明日になっている第128回GCAD研究発表会で発表することに決めてしまいました。 この手の内容は、どの研究会で発表するのが妥当なのか、毎回悩むところですが、でもまぁ今回…

続:Paper Mosaics

一昨日の日記で、Origami Tessellationについて考察して、構成面の重なり順に閉ループが存在するものを正しくレンダリングするのは難しいだろうと思ったのですが、 一晩考えたら、なんとなくできそうな予感が。。 というわけで、まずは簡単な「ねじり折り」…

Paper Mosaics

Paper Mosaicsというサイトで公開されている「Tess」というソフトウェアを使って遊んでみました。 Origami Tessellationという、タイル状に並んだ規則的なパターンを折り上げるデザインを簡単に設計できるソフトウェアです。 例えば上の左側のような折り線パ…

折り紙関係のイベント

この週末は「さきがけ」の領域会議があって、最近の折紙の研究に関する報告をしてきます。これが何よりも優先されるのですが、ちょうど同じタイミングで、第2回折り紙の科学・数学・教育 研究集会が開催されます。残念ながら私は参加できませんが、学生の古…

折紙学会

日本折紙学会の東京の例会がこの土曜日、第2回折り紙の科学・数学・教育研究集会が26日の土曜日に開催されます。今回は、どちらの土曜日も他の仕事が入ってしまっていて参加できません。特に研究集会には参加したかったのですが残念です。

折紙の展開図からの折りたたみ推定

折れ日記経由で目黒氏の折紙の展開図からの折り畳み推定をするJavaアプレットの存在を知りました。 掲示板 http://www43.tok2.com/home/meguro/cgi-bin/clip/clip.cgi アプレット http://www43.tok2.com/home/meguro/cgi-bin/orihime055/orihime.html展開図…

ORIPA開発

先日の日記に書いたとおり、ORIPAでは吉村パターンや三浦折りのパターンのような繰り返しやタイリングの展開図入力が効率的でないという問題があったので、ちょっと開発の時間を取って繰り返しコピーの機能を追加してみました。縦横方向のコピーと円弧状のコ…

今日は暖かい一日でした。もう春も近いですね。花粉もブンブン飛んでいるようで、目が辛いですが。 ところで、はてなでは日記の右上にちっちゃくしか画像を貼れないのかと思っていたら、そうではなかったようで。 1年以上使っていたのに、大きな画像を貼るの…

剛体折紙

舘さんの剛体折紙シミュレータのムービーや静止画がスゴイことになってます。折紙関係に興味がある人には結構衝撃的かも。 レンダリング結果はホントに綺麗ですね。 これだけの結果を出していながら、専門はCGではなく建築の修士2年生だというのだから参って…

展示内覧会

最近の日記に何回も登場していますが、その先端技術ショーケースがいよいよ明日から一般公開ということで、前日の内覧会が恵比寿の東京都写真美術館でありました。 まずは午前中から会場に入ってセッティング作業。と言っても、僕の展示は他の方々のインタラ…

大型折紙制作

おりがみはうすにて、大型の折紙の制作に立ち合わせていただきました。先端技術ショーケースにて展示させていただく大型の鶴の作品です。 約3.5m四方の紙から折り始め、全幅2mほどの見事な作品が丸一日がかりで完成。折り者の見事な手さばきにただただ感心し…

折り紙研究

折紙とペーパークラフトの研究について2月24日から「メディア芸術祭」に併設の「先端技術ショーケース」にて展示を行うことになった、と過去の日記にも書きましたが、それに関するWebページがようやく公開されたようです。こちら。内容に関してはほとんど記…

ORIPA

なかなか開発の時間が取れずに、しばらく手付かずだったのですが、海外の方を含む複数の方から「バグがあるよー」とメールをいただいてしまい、ようやく重い腰を上げて少しORIPAに手を入れました。 ソフトウェアの対象が極めてニッチな領域なだけに、問い合…

折紙作家インタビュー

東京へ出張して、折紙作家の小松氏にインタビュー&ヒアリング調査させていただきました。 折紙に関する奥深い話を聞くことができて、大変参考になりました。 ある種、アートの世界でもあるので、なかなか言語化できない領域でのノウハウというか積み重ねて…

創作折紙

ここ最近、折紙作家の方々に接する機会があり、そこから創り出される作品の数々を見て、すごいなぁとただひたすら感心するばかりですが、僕もその創作とやらの入り口だけでも覗いてみようかと思い、折紙をひっぱりだしてあーだこーだと遊んでみました。 で、…

折紙探偵団友の会

折紙探偵団友の会に初めて参加してみました。幅広い世代の方々が予想以上に多く参加していて驚きました。 さらに驚いたのが、今回折った作品の難易度。作品は「オノ」だったのですが、1時間半くらいかかりました。しかも、数回ほど挫折しそうになって「わか…